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しずかな日曜日

今日のココルームは静かで
昼寝する人
人を待つ人
しずかにコーヒーを飲む人

日曜日のしっとりした時間である

きのうは 芝居三昧で
文楽劇場で「法然と親鸞」をみたあと
旭区の芸術創造館で「ルルドの森」という芝居をみた
刑事物のラブストーリー

二本の芝居の差異も なんのその梯子でみた

いちにちじゅう くらくらしていて
風邪のせいか とおもう

結局 ココルームに戻らず
考え事をしながら眠る

目が覚めて
歩きながら 考えるか

# by books131 | 2009-02-08 18:34

殺す市民、カレーライスでつながり生き返れ

キョートット出版の小川恭平くんからのメールです

***

ロスジュネ2号のいちむらみさこさんの文章の紹介させてください。

昨年末に発行されたロスジュネ2号に東京の路上や公園で暮らしているアーティスト、いちむらみさこさんが寄稿しています。
「殺す市民、カレーライスでつながり生き返れ」

通行人から受ける暴力、襲撃について。
暴力を受け続けることで生まれる憎しみについて。
そして、それら暴力の連鎖を乗り越えるアイデアや実践について。
迫力と機知あふれる文章で、つづってあります。

カレーライスでつながる、というのはみさこさんのしている246キッチンの話に関連しています。
それは、野宿者たちの共同炊事をひろげ、野宿者だけではなく、友人、そして通行人までも巻き込んで、食卓を囲んでいこうとする試みです。

「ホームレスホームという、路上生活の可能性を大切にしたい。襲撃などでつぶされたくないのだ。」

みさこさんの原稿について、また246キッチンの様子をHPに書きました。一読していただけたらうれしいです。
http://kyototto.com/archives/595

***
いちむらみさこ著
「Dearキクチさん、ブルーテント村とチョコレート」
http://kyototto.com/archives/170
ホームレステント村が大事に描かれています。それは、そこだけの、でもどこにでもあるはずの人と人の暮らしです。
みさこさんは偏見を差別によって出来た壁をこえて、読者をその世界へとつれていくのです。
高校生に読んでもらいたい本だと思っています。

# by books131 | 2009-02-07 15:01 | イベント転載

芝居を二本みる日

スタッフとのシフトの関係で 今日は二本 芝居をみにいく

文楽劇場と 芸術創造館にいく

こんなに仕事忙しいのだけれど
アートの人なので やっぱりみておきたいと思うのだな
これも仕事であったりする

夜 ココルームでは パレスチナにいく えきんの
壮行会なのだが ちょっとしか参加できそうにない

インターンの学生を
山王こどもセンターにあずけてきた

路地の奥にある木造の長屋で
雰囲気がおもむきぶかい

シモーヌベイユの本を ふたたび読み直したい 
ふとおもった

# by books131 | 2009-02-07 14:44

森村泰昌連続講義

森村さんからメールがとどきました

3月1日(日)午後1時30分から4時30分まで
「森村泰昌連続講義」

国立国際美術館HP
http://www.nmao.go.jp/japanese/home.html

皆様、ご無沙汰しています。美術寺子屋第一回を開催してからずいぶん時間が経ちました。
いよいよ第二回を開催する運びとなりましたので、お知らせいたします。
第二回/自画像の話は、「カラヴァッジョ」と「レンブラント」です。
なかなか難しいテーマで、結論を出すのに時間がかかり、今になってしまいました。

「カラヴァッジョ」と聞いて、「それ何?」と興味がさほどわかない人もあるのではないかと思います。実際、私自身もあまりよくは知りませんでした‥‥‥。そういうようなお話から始めて行きたいと考えていますので、カラヴァッジョって何だ?と思っている方も是非御参加を。とんでもなくおもしろい画家で、たくさんの自画像を残しています。

「レンブラント」は、少なくとも名前はよくご存知でしょう。それゆえに「伝説」がつきまといます。この「伝説」を覆す数々の最近の研究があります。それらを参考にしつつ、自画像の画家レンブラントの「私」とは何なのか、というお話ができたらと思います。

いよいよ本格的に「自画像」の話に入って行きたいと思っています。お時間お繰り合わせの上、ご参集ください。

                          森村泰昌
                    2009年1月20日

# by books131 | 2009-02-07 14:05 | イベント転載

朝5時すぎ あいりんセンターにいく

人夫だしの行われる 朝5時
まだあたりは真っ暗な釜ヶ崎で
男たちが集まっている
あいりんセンター

かつて昭和のころには 25000人の労働者がいたというが
いまは ほんとに仕事がない

飯場にいったりするから 確かな数字はわからないが
10000人くらい いるのかなあ

埼玉から 学生が一週間ほど ココルームにきていて
彼と その先生といっしょに 
えきんの 白手帳のビラをくばるのを見学にいく

わたしは ぼーと立っていたが
センターで 集団生活保護申請をとろうという活動を
しているとことがあって インスタントコーヒーをつくっては配っているのをみて
手伝うことにした

ひとりづつに 紙コップを手渡す

お湯がなくなって 湧かしているあいだ
話かけてみた

どちらから いらしたんですか
 
 九州 小倉

福岡ですね 釜ヶ崎に何年いらっしゃるんですか

 25年 帰っとらん

そうなんですね

 自分が悪いから

このとき 「自分が悪いから」ということばに
ドキッとした

社会や 誰かのせいではなく 自分が ということば

そのことばの重みに

まじめな方なんだろうなあ とおもった

新自由主義の 自己責任というのも思うが
この人は そういうのに翻弄されているのではなく
真摯にそう思ってらっしゃるのだ と思われ
なんだか ことばにならない

そのあと 近所の喫茶店で モーニングをたべて
部屋に帰って 仮眠した
そういえば徹夜したんだわ

三角公園そばの 「禁酒の館」で
250円のカツ丼をたべて 
1階の喫茶店で 100円のコーヒーをのみ
南津守の 曉光会に見学にいく

廃品回収をしながら みんなで働き暮らす
エマウスという活動(フランスが発祥)
14人が暮らしているという

倉庫や 作業場をみせてもらい
釜ヶ崎の歴史などを聴かせてもらう

学生くんを こどもの里に ボランティアにあずけ
わたしはココルームにもどって いまから
本の打ち合わせ

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# by books131 | 2009-02-06 16:09