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すてきな人生は こころがきめる

おじさんの人生の話をきかせてよ

 なんや! もうすぐ、まんまんちゃん あん!やのに、、

え?いくつ?

 68歳 もうすぐ 四天王寺さんやで

こうして 聴き取りがはじまったのは 2/7に 神奈川の白金で
「こころのたねとして」が 商店街と明治学院大学、学生たちとの取り組みで
おこなわれるなか 今日明日と その学生がココルームに滞在していたからだ

「こたね」ってなに? というはなしから
実際にちょっと やってみようよ ということで
店にいらした おじさんで ときどき来てくれる優しいおじさんに
質問をはじめたのだ

まんまんちゃん あん! なんて 久しぶりに聞いたなあ

その学生は まんまんちゃん????な顔をしているので
間にはいって 説明をする 

仏壇にむかって手をあわせる行為を まんまんちゃん あん と呼ぶのよ

四天王寺さん というのは この近くにある大きなお寺で
お墓にはいる ということ さしているのだと思うよ

おじさんは 家具屋で30年働いていたことや
お父さんが震災で死んだことなどを 話してくれた
戦争のころは 幼くてなにも覚えていないと言う

いまは 生活保護で 釜ヶ崎で暮らしている
マンションのオーナーは とても良い方で
スタッフたちのケアも行き届いているので
安心して 生活されているのだろうと思う

昨日が支給日だったので はしご酒をしている最中で
ココルームに寄ってくれたのだろう

このおじさんは 
ふだん 何を話すというわけではなく どちらかというと
無口なほうなんだけど
かわいらしいかんじがあって 道や公園で会って 笑顔で
挨拶をしてくれる

すてきな人生は こころがきめる

まんまんちゃん あん! と口にすると 
くちもとから たのしい気持ちになる

夜には 学生は 野宿者ネットワークの夜回りにいき
スタッフのひとりは 208のイベントにでかけた
カフェのスタッフに店をまかせ
わたしは 隅っこで シンポの報告書の構成案をまとめ
原稿の段取りを考えている

明日は14:00から 應典院で ことばくようの 最後の催し
夜には コモンズフェスタのクロージングに

by books131 | 2010-01-30 21:00