釜ヶ崎のポテンシャル
イギリス人のマットさん(ホームレスオペラの主宰者)は
釜ヶ崎が大好きになったようだ
日本にきて 釜ヶ崎と横浜のことぶきに行く彼
さすがに これが日本だというのはあまりにあまりだから
今朝は京都へ寄って お寺などをみたそうだ
整然とならぶ瓦屋根のうつくしさ
日本庭園の間合いのうつくしさ
しみじみとした日本の美と 寄せ場
彼は釜ヶ崎にポテンシャルを感じたようだし
ココルームにもそれを感じた と言ってくれた
昨日 水内先生(大阪市大)と話していて
時間の感覚の話におよび
何百年 何千年の時間を 自分のなかにもてたとき
その触れ幅をもてたとき
なにか 人生をみつめる視点がかわるよね と
先生は 地理学なので それを古地図などから 発見する
わたしは ことばのなかに 発見する
本のなかの一文のなかに
看板に書き記された文言のなかに
新聞記事の一節に
誰かの発することばのなかに
ほんとのところ 発見されるのは わたしのほうかもしれない
by books131 | 2009-06-10 15:29