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生活のなかにアートを取り戻す

今日は 昼間に 立命館大学からインターンをうけいれる
面談があって スタッフにまかせていたのだけど

こんなところまで インターンにきたい と思ってくれる女子学生を
興味津々でみつめてしまう

とっても すなおなかわいらしい学生さんで
ひとめで気に入って この夏のたのしみがひとつふえる

いっしょに 應典院の寺子屋トークをききにいく
「生活の中にアートを取り戻す」というこの企画は
意欲的なラインナップだ

アサヒビールの加藤種男さんの基調講演のあと
ビッグ盆の紹介(ダンスボックス) 世間遺産(たんぽぽの家)
そして 風俗嬢が語る 

風俗という仕事を語るのはとても難しいとおもうが
彼女は ていねいに向き合い ことばをさぐる
感染症の予防やケアを 経営側の店や 客の男性への啓蒙を
フリーペーパーなどをつくって行っている
コミュニケーションのおそらくいちばん最小単位の関係を
密室になりがち 隠蔽されがちなところを
注意深く でも勇気をもって ふみこんでいるところに
とても共感した

彼女に会ったのは もう20年前のことだが
そのころの 若かったゆえのぴりぴりしたところが
経験と思慮によって 繊細さとなって感じられ
(繊細ゆえに しんどいことも多いだろうから それらを乗り越え
えらいなあ と思って)
わたしは この20年何をやっていたかしら と
思ったりもしたのだ

なんで 生活のなかにアートを取り戻さなくちゃならんのか

という 言い方もあるとおもうが

ここでいうアートは 
もっと人間にとって本質的な表現や表現をうけとるちから をさすと思うのだけど

とてもおもしろい催しだった

交流会に参加せずに ココルームに戻った

ありんこ会議と それから
近所のゲストハウスにきたフランス人たちとかで
店は満員になっていて たのしい感じ

ふたりのアメリカ人をうちに泊めるので
自室に案内して また戻って 夕ご飯をたべて
お客やスタッフと また 催しのことで話をした

連帯行動のことや デモのこと
産業構造の変化や 映画の話

今日はなんだか語りたい話題がおおくて
ずいぶん触発されたんだな 

わたしは何をしてきたのか
そして 何をしていきたいのか って

わたし という特別でもない存在
無名性のなかで生きている一個の人生が
だいそれたことでなく
生活の地続きのなかで どのように生きていくのか 
根をはって 考えたいし
根をはって 生きていきたいのだな

労働のこと 友達のこと 家族のこと
関わる大人やこどもや
障がいをもつひとや アル中や ギャンブル依存の人たち
働く人 悩む人 なにをしたいのかよくわからない人たち
毎日顔をあわす人もいれば そうでない人もいて
そんな さまざまな人たちと どんなふうに関わっていけるのかな

すこし 仕事をスタッフにふりすぎたので
急に暇になって また仕事がふりもどってくることになり
これからまた 仕事モードになるのかな
今夜はそろそろ店じまいにしよう

明日は「うさぎ!」を読む会
大阪芸大から若者が何人かきてくれるそうで たのしみ

by books131 | 2008-07-13 23:53