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いろんなことが、うまくいかないときの、処方箋

昨日は中津で催しがあって出演

とても変わったイベントで
わたし自身 身の置きどころがわからず
こまってしまった

主旨は明快なのだが
誰もがボランティアで関わっており
責任のとりようがない

ともかく 中津につくと
そういえば 友人のデザイナーが中津に事務所を
引越してたことをおもいだして 歩きながら電話する

すると 「しばらく前に急に 家の事情でスタッフが辞めて
10日ほど缶詰で仕事をしていたの」と
ひとりでがんばる女性の姿があって 励まされる

イベントはだらだらと長く
気分を重苦しいものにさせている
みんな いらだっている 
お客さんも出演者もスタッフも

後半はトークをしたり ガムラン劇に出演したりと
即興力がためされ
もう ほんと ごめんなさいモードのわたし

でもね こーゆー場で鍛えられるのだと思う

舞台として完成された場で 舞台にたつのではなく
どーなるのかわからん不確実性のただ中に
つっこんでいって その場の空気をすこしづつ動かしていく

あるいは ふりかえって考えてみる
 
お客にうけなくても 
それでも人前にさらされていく道化のような存在で
いることの しんどさをひきうけていくことの
誇りを それぞれの人に感じるとき
かけがえのない時間やな とおもうのだ

いろんなことがうまくいかないとき
責め立てるのは簡単だ

でも 失敗を学べるのは当事者だけであり
特典なのだとおもう

そんななかでも
優しいことばをかけてくれる人がいて

もし 誰かがしんどいことがあったら
自分もおなじように ねぎらいの声をかけようとおもう

無理矢理に動員をかけたお客さんと
いっしょに 中津のJRの線路沿いのカフェバーでお茶する

ガレージを改装した雰囲気のよい店で
とても居心地がよい

店内にいたお客さんに「詩人のひとでしょ」と
声をかけられ びっくり
心斎橋のクラブジャングルでのイベントでであった
ラッパーの人だった 

こうして いちにちがおわる
ココルームにもどって 反省文を書きたいような日だったが
こういう日こそ 自分のちからになるんや と思う
この前向きさが 処方箋やね

by books131 | 2007-11-02 12:34