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黄砂のさくら

京都まで急にでかけたのは
アフガニスタンから友人が帰国したから

彼の話をききたくて 京都へむかった
どういうわけか いっしょに「都おどり」をみて
ご飯を食べて アフガンの状況をきき
わたしが 日本の状況について語る という
ふしぎな時間だった

アフガンでは ペシャワール会の一員として
水路をつくっていたという

てのひらには マメができている

ところが 
アフガンでは ケシの問題(ドラッグ) 治安がとても悪く
仕事どころではないらしいのだ

貧しくとも 信心深く生きているアフガニスタンの人々の姿に
僧でもある彼は感銘をうけて
日本に帰り 宗教の仕事をしようと考えているそうだ

アフガンでの仕事に区切りがきて
日本のいまの社会にむかって 
何を仕事とするか を考えたという彼のことばに
とても誠実なものを感じる

なかなか踏ん切れないものだが
こうして 自分の人生を流れに身を任せるのは
そうそうできることではないよな とおもう

そんな身のまかし方を 彼は
アフガンで学んだのだろう

もう腰をおちつけなくちゃ と思ってと
結婚する と きき おめでとう というさきに
男の人特有の 身をかためる幻想に すこしだけうんざりする

家族をもてばいい ってもんじゃないとおもうんだよ ね

家族をもってしまった人は
もちろん その家族と生きていくことに
むきあわないとね とは おもう

でも なぜ わたしは家族をもとうとしないのか
その問いが 宙ぶらりんのまま 放置される

あしたは 夕方に天満橋で
芸術創造館の小原さんからの依頼で
ワークショップフェスティバル会議に出席

by books131 | 2007-04-02 21:57