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死んでいく等しさのまえで

きょうは 「ひとアートまち」のメセナアワード2006の文化庁長官賞の受賞パーティで
お祝いの詩を朗読した

ごくらく紙芝居をつかった朗読は
ごくらくを語りながら 死を語るもので
めでたい と同時に 
あっけらかんとしてるな 

スーツ姿のおおいパーティだった
朗読しながら 
えらいおじさんも
えらいおばさんも
こんなこと言ってるわたしも 死んでいくんやで と内心おもう
死んでいく等しさの前で

顔をあげて
生きていけるか

はだかんぼうで 生きていけるか

文化庁の部長さんと 話したり
それから メセナのえらいさんと社交しようとしたり
「うへ へ 銭ルームですな」と 笑っちゃうけど
したたかに 微笑んでいられたら いいんちゃうんかな

パーティがおわって
すぐに ココルームにもどる気にならず
ひとりで 居酒屋にはいって
カプチーノなど注文して ケータイで仕事を片付けて
それから 仕事場にもどる

いっこうに お金にならないわたしの仕事場では
今日も助成金書類づくりで みんな ばたばたしている

主体的に生きれるか どうか

その熱意が 精神的なことばとなって
他人を動かしていく
もしかしたら 社会を変えていくかもしれない

みんなが死んでいくのだから
建設的に考えてもいいこと というのは
いくらでもあるように思う

by books131 | 2006-12-05 23:12