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百人一首大会 兵隊やくざ オシテルヤ

きのうは 昼からココルームで おせちを食べた後
ぐうぜんのお客さんと
東京から帰省してた 友人のりちゃんたちと
百人一首大会

そのあと 人権作文の審査員の仕事
120点の作文に点数をつける 
審査会にのぞむ準備である

途中で ぼーとしてきて 黒豆ホットケーキをつくって
休憩し 映画館にいくことにした

新世界の行楽劇場で 勝新太郎の「兵隊やくざ」をみる
1964年の映画で 満州に駐屯する軍隊のはなしである
制裁と称して 上官がなぐってばかりいる
語り部は 軍隊も戦争も大嫌いな大学出の上等兵
そこに 勝新演ずる破天荒な初年兵との愛情物語
さいごは ふたりで脱走するのだけど その後どうなったのかは
皆目わからない

映画として おもろいと思うけど 登場する売春婦の女性の描き方については
ジェンダー的にみて ひっかかる

映画をみてから また 作文読破をめざすが 22:30になっても
よみきれず 明日に持ち越すことしにして
オシテルヤに新年のお邪魔虫をしにいく

オシテルヤ
http://blog.drecom.jp/komainu/

まきさんたちと
近所にすむ 矢野さんを訪ねる

重度の障害をもつ矢野さんは 7人のヘルパーさん体制で
一人暮らしをしている
すばらしいことだと思う

矢野さんが若いころのアルバムをみせてもらう
運動が大好きで 真っ白なスキー場で笑顔をみせる若者
事故がおこり 駆け回ることができなくなった矢野さん
けれど 矢野さんが一人暮らしをする宣言したりすることによって
オシテルヤは生まれ
まきさんたちと ココルームのであいがあり
いっしょに 何かやっていこうね という動きがはじまった
笑い上戸の矢野さんの 発作がでないことを祈り
わたしたちは オシテルヤに戻る

おなかがすいた と わたしが言い出すと
まきさんや 浜村さんが つぎつぎと食べ物をだしてくれて
26:30ころまで 話したり 歌ったりした

長居公園で 夜回りをしている京大の学生たちが
ここに泊まっているらしく 彼らとの交流について 真剣に考えてる
まきさんたちの誠実さに あたまがさがる

夜回り というのは 
野宿をしている人たちを 深夜に襲う若者集団などがいて
見回ることで回避しようと 行動していることを指す
こないだ 橘さんが襲撃されたように 長居公園でも たびたび襲撃があるらしい

冷え込む深夜に 眠らず歩き 巡回するのは しんどいことだ
オシテルヤは そんな彼らの宿泊場所としてうけいれたものの
実のところ 宿ではない

部屋の掃除など 
障害を持つ人が 日中すごすこの家の使い方を無視した行動には 注意をうながす
また せっかくだから 彼らと話をしたい と思っているけど
学生たちは 夜回りと眠ることで 一日のスケジュールは いっぱいなようで
それも 叶わないそうだ

そんなことを真剣に話している オシテルヤのみなさんの誠実さに
感じ入った



今日は のんびり昼まで眠ると のぞちゃんとココルームへ

百人一首と 麻雀と 作文読破と 雑務 これが今日やりたいことである

母親と電話ではなしをする
妹の のぞちゃんのことである
見合い問題が おもわしくないかたちで終了し
母親としては 妹のことが 心配でしょうがない
こどものことを案じてくれる親は ほんとうに ありがたい
けれど 抜き差しというか バランスというか
ことばとして発するものには 注意が必要である
プレッシャーになっても しかたがないし
あたたかく見守ることも 必要かもしれないし
いま どのあたりのことばが 本人に必要か 想像力が要る
親と子の関係だけではなく 人との関係において もだね

わたしとしては
両親が元気に暮らしてくれていることが ほんとうにありがたい
いつも ココルームに こころづかいをしてくれて
畑の野菜を送ってくれる
手作りのすてきな鞄や 名刺入れを届けてくれる

両親が わたしに 教えてくれたこと
ことばを教えてくれたこと
本をたくさん 買ってくれたこと
野山によく散歩に連れて行ってくれたこと
お弁当をもって 山や川に連れていってくれたこと
田舎から 遠くの美術館に連れて行ってくれたこと
若いときに 旅にだしてくれたこと など
精神のバランスをくずしたとき 守ってくれたこと
両親が抱える問題を わたしに洩らすことなく
なに不自由なく ずっと愛してくれていること

でもって わたしは何も恩返しができていのだな こりゃいかん

まだ まだ言い切れる自信はないけど
ともかく わたしは 人生をもらって ありがたく そして この人生を
自分や特定の誰かの利益ではなく 世界に役立てたいと 心底おもっているよ  

by books131 | 2006-01-03 16:23