すってん ころりん おめでとう 2006年
金沢で年越しをした
12/30 11:00すぎに 金沢駅におりたち バスをさがすが
3時間くらい待たないと来ないので タクシーで 市民芸術村へ
現場に入ると 作家の 山本直木さんだけで しずかである
砂糖で ビニールシートに新聞記事を書く という作業を もくもくと行っている
金沢市民が 北国新聞の記事を365個選んだそうだ
ワークショップ形式で 展覧会はすすんでいる
ただ 想定よりも作業が遅れていて 山本さんは レジデンスしているマンションにもどらず
作業を敢行している
わたしは その作品と その空間に身をおき 朗読して40分ほどの作品を書き上げるプランで
そこに来た
12/31 22:00が 本番である
作品のそばで 座る場所をかえてみたり 歩き回ったりして 詩をつくる
疲労感がつよく うまく集中できない
夜 ホテルにもどって ご飯を食べて 部屋で書き直し 書き足し
朝になって 起きて また 書く
疲労のせいか なんども 横になった
雪が例年になく 降った金沢ではあるが
大晦日は かろうじて 快晴
ようやく 本番をむかえ お客さんも集まってきてくれた
なんとか 40分をよみおえ 頼まれもないのに 司会をして
イベントの 計50分は よい時間になった とおもう
そのあと 市民芸術村の カウントダウンイベントをみる
てんぷら蕎麦をいただいた
平家琵琶をきいたりして なかなか カウントダウンぽい
鏡開きのころに 辞去して タクシーで移動し
近江市場にある メロメロポッチにいく
こちらは ロックなバンドが 演奏していて 若者たち 踊りまくっている
え? こんなライブで 朗読していいのかな と とまどうものの
店主が わたしを紹介してくれると お客さんは 拍手でむかえてくれ
耳を傾けてくれた
04年に 金沢でわたしをみたという人から すすめられてきた と文芸館の方が
子どもを寝かしつけてきてくださっていたり
それから バンドの人たちもあとから 話しかけてくれたりして
メロメロポッチの懐のふかさに 脱帽である
そのあと ステンドガラスで有名な尾山神社へ 初詣
おはらいまで してもらった
すってんころりん 神社の階段でこけた
再び メロメロポッチにもどり 熱いお茶をいただいて ホテル KKR金沢へ戻る
29:30 ベッドにもぐりこんだ
1/1 9:40に目覚ましで起きる
着替えてお化粧して チェックアウトをして 朝食
天気がよくて 道歩く人が朗らかにみえる
メロメロで 話した女性が 夕方まで遊びにきていいよと 言ってくれたので
訪ねることにしたが まだ眠っているだろう と思い
ホテルの喫茶店で コーヒーをのみながら
雪の庭を前にして 伊田広行の「スピシン主義」を1時間ほど 読んでいた
それから そのお家を訪ねるべく 地図を片手に歩き出した
途中 滑りそうになる一幕もあったが 迷子を楽しみつつ
4軒長屋にたどりつく
金沢美大関係者が暮らす長屋である
友達同士で 暮らしている感じがとても楽しそうだ
みんな ちょうど 起きだした頃で おしゃべりがはずむ
15:30 車で 金沢駅まで送ってもらい 運転手は 金沢港へ釣りにむかった
サンダーバードは 結構混雑していた
途中 雪のため 点検などしながら ゆっくり 大阪に向かう
19:00すぎ 雪のない大阪に帰りつく
新今宮の プラットホームを降りて
サンダーバードで ちょっと風邪ぽくなったことに気づく
からだの芯が ちょっと ぶれる
年が明けた
なにが 変わったか いつもわからないのだけど
今日は いつも のこりの人生のいちばん最初の日だから
たいせつないちにち
by books131 | 2006-01-01 21:01