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路上で詩をよむひとをみつめる

きのうは からだがだるくて 足取り重く部屋に帰り
めずらしく 妹ののぞちゃんがまだ 帰っていない
かんむり屋さんに飲みにいってるのだ
お風呂にお湯をはりながら よいしょ と 衣替えをはじめた
しばらくすると 酔っぱらった妹 帰宅
なにしてんの? と 笑われる
片手にベンジンをもち 床に敷いたきものに とんとんとん
タオルを押し当ててた

結局 2時間半ほど 片付けにかかり
もうろうとしながら お風呂にはいって
倒れ込むように眠った

朝 起きると 疲労はずいぶんおさまり
衣替えが 順調にすすんだおかげで 部屋もこころなしか 明るい
機嫌良く ココルームにでかけ
榛原からいただきものの 「さつまいものつる」でおかずをつくる
ゆでて 冷水にとり
ウインナといためる 
めずらしいおかずができあがり みんな 「おいしい」と食べてくれた

しばらくして おやつに差し入れのケーキをいただいていたら
友達になった 若いカメラマンがあそびにきた
疲労の色がみえる
「まあ ケーキでも食べないさいよ」と座らせると
こないだ 西成の三角公園で 中学生がキャッチボールしていて 刺された という事件
を知っているかと 聞かれた
「知らないわ」
そのキャッチボールをしていた相手が 彼だったというのだ

彼がカメラをもって 西成にくるようになったのは 去年末のこと
ピアノマン合田さんに彼は しりあい そして ココルームにつれられ
それから わたしたちは よく話したり 西成に出かけたりしていた
彼のショックを 察する が
気持ちの整理できない彼を前に 
カメラをもって 西成に関わるなら 今からが 正念場やね と言う

西成やから こんな事件がおこるんや ではない とわたしは おもう
ましてや そうだった と  すまそうとするのが 問題なんやとおもう

当事者ちゃうやん と 言われることが多いが
ほんとうは みんな当事者
それぞれの人生の当事者である とわたしはおもう

言い訳なんか もう たくさん
女やから
当事者ちゃうから
仕事ないから
お金ないから
なんにもできひんから
 そんな 言い訳は いいの どうでも

彼をさそって 阿倍野にむかった
橘さんが 阿倍野陸橋のうえで 朗読すると言ってたから

すこしはやくついたので UFJ銀行前の ビッグイシュー販売員 竹野さんに
顔をみせにいく 
いっしょに 橘さんの朗読をきく というので 陸橋にあがると
いた!

汗びっしょりで 裸足で
詩を朗読する 橘さんがいた
橘さんの朗読は ますます みがきがかかっている

そのあと 天王寺公園わきの道をとおって
橘さんの小屋のまえで ふたたび朗読
そこまで ついていって 道にすわりこんで 朗読をきいてた
暇やから という理由で 通りかかったおじさん(橘さんの友人)が
ずっといっしょで いろいろ話かけてくる
「うん つぎの世代は 宇宙やな」 とか
なんか やたら 哲学的なのだ
撮影する 東京の監督 山川さんがいて
アナーキストのアメリカ人 ヘキスもいて なんかおもしろかった
(みんな友人)

ココルームにもどって
仕事再開
夕ご飯に さつまいものつるのたいたんなど
ぽえ犬通信の編集会議をして 夜はふかまる

by books131 | 2005-10-02 23:28