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差異

きのうは 大阪港の仮設劇場wa で ガイズ3を鑑賞
24人の男性ダンサーによるこの公演は
おそらく この舞台環境にいちばん適していたとおもう
倉庫のなかの 円形の フラットな仮設劇場
舞台は おもしろ おかしく 仕立てられている
若い男性ダンサーがおおく その運動形態は すがすがしい
ただ 日本の 「この社会のなかで
身体が つきうごかされるもの」をみたかった 
おもろい が前提とつくられている舞台の
その奥へ 思考をたどらせることができなかった  

こんなことを 考えてしまったのは
仮設劇場のあと 京都へ向かい
サラエボのアーティスト セイラさんにあいにいって
その作品解説をきいたことにも 影響をうけている

国 国家 国境 民族 性差 貧困 政治

26歳の女性アーティストが 
「国境なんて なくなればいい」と なんども口にして
作品をつくっている
難民収容所から 一歩も外にでることができない8家族がいる
ビデオインスタレーション
空のいろがあざやかに変わっていく
時間はながれているのに 建物から人はでてこない

友達の いなつぐくんの家で
ひらかれたこのパーティは 持ち寄り形式
セイラさんの作品をみたり 解説をきいたり
いなつぐくんが撮ったサラエボの映像作品をみたりした
20人ほどが集まっていただろうか
しずかな熱があった

たてこんでいるわたしは 23:00には京都を離れ
24:40ころ 部屋に戻った
疲れていたのに なかなか眠れなかった
セイラさんの 難民収容所の作品「ドリームハウス」が脳裏から離れない

ききたかったことがあった
たくさんあったのだ

差異のなかで 
あきらめないで生き抜くために どんな行動をもてばよいのか 

けれど それは 自問自答なのだ

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今夜はブックスアーカイブス
明日は 橘大学へゼミ 夜は應典院ですこし朗読
あさって6/15は 夜20:00から ぽえ茶会 印税生活は夢のまた夢?

by books131 | 2005-06-13 10:58