人生は 鍵のような
おもうに
人の尊厳というのは
「想像力」によるものだと 思っている
この「想像力」を育てるためには
「体験」をして
そしてそれを 体験していない他者へ伝えていくことのできる「経験」が
「想像力」を高めていくのではないか と
表現者というのは
体験者ではない
もちろん 体験が とっかかりになることは多いのだが
そのさきにつづくのは
想像力にうらうちされた 意志的な活動であってこそ
現代の表現者といえるのではないかしら
人生にとって
鍵はとても大切だと思いがちだけれど
鍵が 大切なのではない
鍵をかけたからといって
万事が安心なわけではない
鍵をかけた そのなかのものが
大切なのであって
鍵をなくしても
鍵が壊されても
そのなかのものは
誰にも盗まれないようにしておかなくちゃいけない
無茶を言ってるのを承知で
わたしは 思うの
いちばん大切なものは
死ぬまでのいのちであり 想像力と意志だ と
by books131 | 2004-12-14 13:49