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記憶の耳で聴く

明日 急遽 きまったロケは 京都で
昼イチで四条烏丸へ

GWも仕事三昧
フリーの 詩人としては 喜ばしいこと
なんだけれど へろへろだなあ

豆腐にヨーグルトをかけて食べる
しろいしろいご飯

母が吉野の天川村にいってきたらしい
山の頂上にはまだ 雪が残っていたとメールが届く

残雪の山を
母は 友人と歩いた

眺めた雪は ヨーグルトのようにしろく
踏みしめた雪は 豆腐のように 崩れていく

雪の音

わたしの記憶の耳で聴く

高橋睦郎 百人一句をひらく

  草二本だけ生えてゐる 時間     赤黄男
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by books131 | 2004-04-30 18:05

ライブハウスもどきの経営のしかた

今日から cocoroomの7daysのライブ(といっても
舞踏あり 芝居あり ホーミーあり リーディングあり ダンスありの ボーダーな公演)はじまる

わたしは 雑巾をもち 舞台を拭き 客席床 窓ガラスを拭く

それぞれのスタッフが
自分の持ち場で 奮闘している様子が頼もしい

このスペースをはじめて 
もうすぐ1年になる

風とおしのよい場所でありたい と考えていて
ともかく 掃除と 工夫
創造することを スタッフとともに つくりあげていっている

渦中 なの

経営してる なんていう 感覚もなく
(なくちゃいけないのかな)
ただもう 一生懸命です

http://www.kanayo-net.com/cocoroom/
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by books131 | 2004-04-29 15:56

ブログの作り方を 詩にしてみました

旗/フラッグ

淳子さんから 電話がかかってきた
「明日はどうぞよろしくお願いします。
2時10分前には伺いますので」
「はい こちらこそよろしくおねがいします」
こちらのわたしは電話をおくと
ホワイトボードに 4月25日の縦の欄に1:50と書く

それから「生きる現代文学」について
ブログをつくってよ と言われていたので
時計をみて 1:05
次の約束の2:00までにブログをつくってみようと考える
「5分でできる簡単ブログ」が昨夜から気になって
もしくは気になっているふりをしている

最初はフログだと思っていた
旗がフラッグだと気づく前に 5月のゴールデンウイークのような
青空に何百もの旗が 砂浜にたてられ同じ方向にはためく
空には 飛行機雲が2本 交差して伸びてゆく
ゆらりと 波が高なり 白い帆をたなびかせ
こっちへやってくる

それは あたらしい大陸の発見のようでもあり
みじん切りにされた時間を泳ぐ一匹のコイノボリのようでもあった

ともかくブログをつくってしまおう
ニフティのココログだとか tdaialだとか
エキサイトのNSSがどーだ とか 
何件かのサイトをななめに10分ほど眺め
アップル→エキサイト→ブログに挑戦することにした

新規無料登録
ID取得 メールアドレス 忘れるから忘れなさそうなパスワード
忘れたときに思い出すためのきっかけとなることば
順にそれらを キーボードに変換してゆく

生きる現代文学だから カテゴリは「詩・小説」にするのだが
これを突き抜けるためにやるんやと 内心思うが
何食わぬ顔で小説・詩を選ぶ

IDに booksといれると
既に booksは取得されていて
books131が取得可能らしい
books130までが登録されているということは
頼もしいような すこし残念なような気もしたが
books131を取得する

すると 新規画面があらわれる
投稿/編集によって 画面をつくってゆくらしいので
編集をクリックする
環境設定を選び スキン編集をクリック
スキンって 肌かコンドームしか思いつかないので
すこしかゆい気分になるのだが 坂道を駆けおりるように
とりどりのスキンをみていく
いちばんシンプルなスタンダードタイプを選ぶ

どうやら画面左上に 
このプログの表紙的な画像をいれることができるらしく 
jpgにした写真を入れてみようとおもいつく
フォトショップでweb用に保存した軽いデータを 
選択から選ぶ
サイズの微調整がうまくいかないので
画像をみじんに切り刻んでしまいたい
その衝動をこらえ 
何度もweb用保存をサイズを変えてくりかえし
さきほどと同じように 選択から選ぶ

これで画面全体のレイアウトが整ったので
原稿を書くことにする

テキストエディットではなく ブログ画面上で書く
投稿をクリックし 
枠線のなかをキーボードで書いていく
画像も投稿できるらしいので 
またもやjpgにしたイミフメイな写真を
ハードディスクからみつけてきて 送信する
言葉が送信される

これにて「生きる現代文学」のブログは完成したのだが
時計をみると 1:40
砂浜の旗はいったん畳んで 
次の仕事にとりかかる
仕事場のむこうから 
男の話し声がきこえる

その話し手が 次の仕事相手だろうと目星をつけて
袖に包丁を隠して 
そろりと近づいてゆく

砂浜の何百の旗は倒れて
太陽の残骸のように ときどき光り
それを踏むと 珊瑚の割れる音がきこえる
岩場の影の男にむかって 
わたしは尋ねる

明日は来るのか
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by books131 | 2004-04-28 18:13

不況時代を生き抜く 仕事ができる人のコツ

デスクの上には いくつかの書籍が並んでいる

消防関係法令集
テレビと戦う
防火管理者のための自主検査マニュアル
詩人であること
ホテル・アウシュビッツ
いちばんやさしい青色申告
神社若奥日記
イリュージョン
蜻蛉日記
世界は1冊の本
国語のできる子どもを育てる
日本国憲法
百万人のお尻学
大野新詩集
小野十三郎 詩のかたち 詩の発見
老子
個人事業の始め方
吹雪の星の子どもたち
鳳仙花
藤原保男詩集
詩をつくろう
不況時代を生き抜く 仕事ができる人のコツ

これらの本を 毎日前にしている

誰かの前にも この1冊があるかもしれないと思う

いつごろか わたしは
人を1冊の本のように 思われてならない

1冊の本であるためには 複数の本がなければ
この世に存在しない 本

ひとりで生きてひとりで死ぬけれど
たったひとりでは 生きていけない 人

奇跡的な なにかの めぐりあわせで
いま ここに ある
いま ここに いる

だとしたら せいいっぱい 
受容したい と思う
そして 立ち振る舞いは 謙虚でいたいと思う
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by books131 | 2004-04-28 14:38

世にも珍しい 親子むけ詩のワークショップ

自分のことばを持つ ことは
勇気をもつこと だと
こどもたちに
こどもたちのそばにいる おかあさんに わたしは
伝えたいとおもっている

昨年の秋におこなったクレオ大阪東での
親子ワークショップは
とても地味な企画ですけれども
参加者のかたは4日間をすべて受講してくださいました
(日があいていると 途中から参加しなくなる 事が多いそうですから
ずいぶん珍しいことだったそうです)
すてきな時間でした

おかあさまは しっかり自分をみつめ
こどものほうは ことばを書いたり 絵を描いたり
糊つけて 1冊の詩集をつくったり
そういうのが 楽しかったようです

おかげさまで 第二回目開催のはこびとなりました
まだ 予約できますので
ご興味のある方は おもうしこみください


親と子の詩のワークショップ「声とことばで歩く」
5月22日(土)6月5日(土)6月19日(土)7月3日(土)
講師:上田假奈代
開始:10:00
料金:4500円(全4回・ペアで)
会場:クレオ大阪東(大阪市城東区鴫野西2-1-21)
 問:06-6965-1500(クレオ大阪東) 
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by books131 | 2004-04-27 18:21

ビリケン招福袋

明日の夢を そのオレンジに金糸刺繍の
ビリケン招く 幸運の袋

昨日みた花が
道ばたで今日は 雨に濡れる
何重にもかさなった花びらは
女の爪のようだと思う

一昨日みた月も
女の爪に似ていた

ビリケンの手をとって
膝のうえにおいて
あんたの幸運をあの人の玄関まで届けといてよ
そう言って オレンジの袋を渡す

太陽に似た色で
幸運が運ばれるのを夢みて雨のなかで
電車を待っているプラットホーム

ビリケン招福袋の色をした電車が
線路のとおくから音をさせて
すべりこんでくる
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by books131 | 2004-04-27 17:13

伊集院静を 聴く

本日は BOOKS ACHIVES の 第4夜

ウヲンさんが 伊集院静の短編を選んだ

ハーモニカを吹いて
それから 東京の坂のはなしがはじまる

舞台のうしろには おおきな鯉のぼり

マイクが5本
これは まわりの空気感までも録音しようという
PAの配慮

大きなスピーカーが2発

こういった状況説明をしているうちに

坂の物語にひきこまれていってしまう

子犬をだきかかえた女がでてきた

松井選手に似た孫

今までの人生で気になっていることは?

ウヲンさんの声に
物語が波にのってやってくる
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by books131 | 2004-04-26 21:15

「詠唱 日本国憲法」

一家に一枚 耳で聴く「日本国憲法」を制作中

なんでこんなことしてるんやろうと 不思議なのだけれど
やることになったのだから やるしかない

わたしは 護憲派でも 改憲派でもなく
恥ずかしい 世間知らずだ
日本国憲法が どんなものか よくしらない
そこで 声にだして よんでみた

祈りを感じた

その一点に集中して わたしは朗読した

バンドは 形容不可能な音を奏でる

こうして CD制作の道のりを ちょっとづつ歩んでいる

発売は5月3日
cocoroomにて ¥2100
メールでの申し込みも受け付けます
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by books131 | 2004-04-26 20:09

「はじまりの記憶」 を読む

市場の倫理 統治の倫理を読むまで
ほかの本を読む事はないだろうと 思っとたのに
「はじまりの記憶」柳田邦男 伊勢英子 を読んでいる

柳田さんの文章を ちゃんと読むのは はじめてなのだが
彼の論説には 前から共感していたので
いまさらながら ちゃんと読んでないことが 残念だし
もうしわけない気がする

文章の運びが ひじょうにポエティックである
エッセイだからだろうけれど
とても よみやすい
柳田少年の姿が よくわかり
その目線で 見ているものが 見えてくるような

原風景のはなしは
昨日 訪れた ギャラリーそわかの 催し
大倉二郎さんという作家の「ジョンケージについて」の会のなかでも
言及されていた

それぞれに それぞれの原風景があって
願わくば それが うつくしく 優しいものであってほしいと 思う
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by books131 | 2004-04-25 22:55

次は「市場の倫理 統治の倫理」

このところ ずっと原稿書きが仕事なので
机の前にいつづけている

かなりの頻度で あたまをかかえるので
中上健次「鳳仙花」の
さしこまれた栞のページをひらく

薄幸の女 とくくるには
彼女は なまめかしく かわいらしすぎる
その爪先で いっしんに空気をかいている姿を想像する 

ひとり死に ふたり死に
死んで とりのこされて
ただ 波はくりかえす

物語は この波の音を
ずっと 背景にもっていたことを
本をよみおえたときに 気づくのだった

もう耳鳴りのようにしか
波の音がきこえない

で 次の本は「市場の倫理 統治の倫理」をよもうと思う
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by books131 | 2004-04-23 13:14