「生活保護申請を記録して逮捕って何だよ?!」

「生活保護申請を記録して逮捕って何だよ?!」
-生存権を求めたA君は無罪だ-

日時:12月23日(水) 18時開場(18時半開始)
場所:大久保地域センター(新宿区大久保2-12-7)
JR新大久保駅または都営大江戸線東新宿駅より、いずれも徒歩10分
http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/map/ookubo_toyama.htm
資料代:500円(カンパ)
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A君が不当に逮捕されるまでの詳しい経緯

関西非正規等労働組合ユニオンぼちぼち
2009年12月19日

大阪府柏原市での生活保護申請をめぐり、組合員のA君が不当逮捕・起訴されてしまいました。
この件に関し、多くの方々からご注目とご支援をいただいており、大変感謝をしております。いまだ不当に拘
束されているA君も、皆様からのメッセージを読み大いに励まされています。
本当にありがとうございます。

さてこの間、支援上の都合により、逮捕されるまでの経緯を大まかにしか伝えてきませんでした。諸般の事情
があったとはいえ、カンパなどのご支援を求めながら不十分な説明しかしてこなかったことを、まずお詫びしま
す。そしてこの度、お伝えできる準備が整ったので、詳しい経緯の説明をすることにいたします。

◆逮捕に至る経緯
不当解雇にあい組合に加入したA君は、なかなか生活を安定させることができず生活保護の申請に至ります。
まず2009年2月から就労自立する5月までの間、保護を受給していました。メンタル的な問題で就労が困難にな
り7月に退職、その後また生活に困り、8月3日、柏原市福祉事務所に対し保護の申請をします。しかし8月14
日、申請は却下されてしまいました。大阪法務局に存在する供託金を活用すれば生活することが可能であるとい
うのが、その理由です。

前回の受給期間中、A君は福祉事務所から自分名義の預貯金があることを知らされます。この貯金は、3年以
上も音信不通であったお母さんが、生後間もない頃から積み立てていたものでした。保護申請時に、初めて親が
自分名義の貯金をしていたことを知る人は多いです。貯金をそのままにしておけば保護が廃止になると考えたA
君は、周囲に相談し、自分のものではないことを証明するため供託にします。その結果、就労自立するまで保護
は廃止されませんでした。しかし、なぜか8月14日付の申請は却下されてしまいます。自分の所有する資産でな
いことを法的に証明し、福祉事務所も一度それを認めていたにも関わらずです。決定に疑問を持ったA君は、同
日付で再申請と審査請求を行います。その後お母さんと何とか連絡が取れたので、供託金を引き出してもらい、
8月18日に再度申請をしにいきました。14日の時点では供託金が存在していたので、同じ条件で審査されたら却
下されると考えたからです。すでに本などを売りながら食費などをまかなっていたA君は、14日の結果を待って
から再申請していたのでは生活が持たないと焦っていました。

しかし柏原市福祉事務所の職員は、申請書をなかなか受け取ろうとしませんでした。これは申請権の侵害です
。14日の却下など、保護申請手続きの不透明なあり方に不安を覚えていたA君は、証拠保全のためにビデオを回
し「公務員でしょ。申請させてください。ちゃんと対応してください」「生存権を保障してください」「ユニオ
ンチューブ(労働組合の動画サイト)っていうのがあるんですよ」と抗議しました。抗議を受けた職員は、即座
に警察を呼び被害届を出します。それに対してA君はユニオンぼちぼちの組合員に電話をし、第三者が間に入る
ことで職員も誠実に話を聞くようになりました。そして翌日、A君が14日付の申請の取り下げと再申請を行った
結果、8月31日に保護決定がなされます。

決定前の27日に、組合員が同行して福祉事務所を訪れた際、職員は被害届の取り下げを検討する旨を伝えてい
ました。また無事に保護決定がなされたこともあり、取り下げは行われたものだと判断していました。しかし福
祉事務所は、A君の言動が脅迫的な行為にあたるということで「職務強要罪」で刑事告訴をしていたのです。そ
の結果、約2ヶ月半後の10月27日、A君は逮捕され、11月16日に起訴されてしまいました。

起訴状では、「保護開始申請書の受理及び保護決定の処分をさせるために脅迫を加えたもの」とされています
。しかし、申請書の受理は法律で定められた義務です。また保護は逮捕後も廃止されておらず、不当な決定はな
かったと福祉事務所自体が認めています。もちろん撮影された映像の公表もされていません。

こうした不当な逮捕にも関わらず、起訴をされ、保釈請求も却下され、50日以上にもわたる身体拘束が続いて
います。
本来、保護利用者の自立を援助しなければならない福祉事務所職員が、安易に解決を警察に委ねた結果、A君
の人生が狂わされそうになっているのです。
皆様、どうかA君の早期保釈と無罪を勝ち取るため、ご支援いただけるようお願い申し上げます。

追記:
1)A君の保釈申請却下に対する準抗告を12月11日付けで行いましたが、裁判所は即日却下をしました。理由は
、罪証隠滅と証人威迫という一般的なものです。保釈されないため、生活保護は停止され、職業訓練校も辞めざ
るをえなくなっています。拘置所生活自体、過酷なものです。私たちは個別性を考慮せず機械的に身体拘束を続
ける、つまり人権侵害を行い続ける裁判所に、強く抗議したいと思います。

2)職業訓練校からの退校命令が、A君のもとへ来てしまいました。「正当な理由なく全課程2割以上の欠席」
をした、というのが理由です。これとともに、緊急人材育成・就職支援基金よる訓練・生活支援給付の受給権も
失います。欠席は、警察・裁判所による不当な身体拘束にるものです。私たちは裁判所に対し、即時釈放と人権
の回復を求めます。

◆◆カンパのお願い◆◆
A君の救援活動と無罪を勝ち取るためのカンパを、ぜひお願いいたします。

【カンパ振込先】
・郵便振替 00900-8-263985  加入者名 ユニオンぼちぼち
・銀行からは
店名 四四八(ヨンヨンハチ)/店番 448/預金種目 普通
口座番号 4918176
・郵便局の口座から振込場合は
記号14440/番号49181761
名義ユニオンぼちぼち
*通信欄に「A君」と記して下さるか、口座間の都合でそれが出来なかった方は下記アドレスまでメールを下さ
い。よろしくお願いいたします。
hogohiwoagero(at)yahoo.co.jp ((at)を@に書きかえてお送りください。)



◆◆賛同のお願い◆◆
以下の声明にご賛同頂ける個人・団体は、
・団体名もしくは個人名(肩書きがあれば肩書きも)
・公表可能か不可能か
を明記してhogohiwoagero(at)yahoo.co.jp ((at)を@に書きかえてお送りください。)までメールをお送り下
さい。圧倒的なご賛同を宜しくお願いします!
形式上はカンパ要請文になっておりますが、カンパをしようがしまいがどんな人でも遠慮せずにどうぞ!

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A君は無罪だ!生活保護申請に対する不当逮捕・起訴弾劾!!

関西非正規等労働組合ユニオンぼちぼち
2009.12.10修正版

「生活保護の申請をさせて下さい!」と泣く泣くカメラを手にしたA君を逮捕・起訴するなんてあんまりじゃな
いか!
A君の救援活動と無罪を勝ち取るための法廷闘争へのカンパをどうか宜しくお願いします!

10月27日朝、組合員であるA君は、いきなりやってきた大阪府警によって家宅捜索をされ、職務強要罪(
※)で令状逮捕されました。29日に送検、勾留延長もされ11月16日に起訴されてしまいました。
A君は柏原市福祉事務所から生活保護を受給していました。結果的に受給は出来ていたものの申請にあたって
は大変な困難が伴った末の保護決定でした。

今年2月、ユニオンぼちぼちは世界的な金融危機以降悪化する雇用情勢の変化に伴い、生活保護の取得の仕方
を学ぶための学習会を開催しました。全国各地のユニオンの共通の課題として浮上してきた問題だと思いますが
、労働にまつわる相談の解決の前にまずは生活の安定が必要であり、そのための生活保護申請のノウハウを組合
員間で学習しようという試みです。
勤務先で散々社長に罵られた挙句に不当解雇に合い、組合に相談にやってきたことがA君と組合との出会いで
した。A君は労働法などを一生懸命勉強し、自分が争議の中心になって会社との交渉を行ってきました。しかし
生活面は安定したものと言える状態にはなく、生活保護を申請することになりました。

ユニオンぼちぼちは、生活保護の申請時における「水際作戦」といわれる福祉事務所の対応が問題だと考えて
きました。水際作戦とは、福祉事務所へ相談に訪れた人々に対し、申請用紙を渡すまえに職員が理由をつけて追
い返すことにより、保護の件数を予め抑制しようという手法です。なんとか申請をして保護を受給できたとして
も福祉事務所からの執拗な「指導」により保護打ち切りに合い、保護基準以下の生活を再び強いられていく人が
少なくありません。北九州市においては生活保護を打ち切られた男性が「おにぎりが食べたい」と書き置きを残
して餓死するなど、全国で痛ましい事件が続発しています。日弁連によると、本来なら生活保護制度を利用でき
る経済状態にある人々に対しての実際の支給率はわずか9~19・7%ということです。その大きな要因として
、福祉事務所による申請への違法な拒否行為が挙げられています。A君の保護申請は、こうした状況の中で行わ
れたものでした。

本来、困った人のために相談にのり、サポートするのが仕事であるはずの柏原市福祉事務所の対応はとても冷
たいものでした。そのことにA君は不安を募らせていきました。そして残念ながら、当初の保護申請は却下され
てしまいました。困ったA君は再度申請を行おうとしましたが、福祉事務所は素直に取り合ってはくれません。
やむにやまれず自分の部屋からビデオカメラを持ってきて、福祉事務所の職員に訴えました。「生活保護の申請
をさせて下さい!」

2ヵ月半後、この時の行為が職務強要罪の容疑にあたるとされ、A君は逮捕されました。

しかし組合員が一緒に柏原市福祉事務所に話に行くと保護が支給されることが決まり、逮捕までの2ヵ月半の
間A君は無事に保護生活を送っていました。逮捕の2日後、ユニオンぼちぼちの大阪事務所が家宅捜索されまし
た。念のため付け加えておきますと、生活保護を受給する資格がないのに恐喝して違法に受給をしたという容疑
ではありません。その証拠に現在も保護は廃止(取り消し)ではなく、逮捕・勾留による停止という状態になっ
ています。職員の冷酷な対応を受け、やむにやまれずカメラを回しながら訴えたことが容疑とされているのです
。その後、その映像が公開さたことはありません。

勉強熱心なA君は逮捕前、生活保護を抜け出すために国の新しく始めた職業訓練制度を使い訓練学校に通い始
めていました。入学のための選考試験は簡単なものではなく、時には落ち込むこともありました。しかし何度か
の不合格を乗り越え、ようやく入学することが叶ったとき、私たちは手を取り合って喜んだものです。資格取得
を目指して学校に通うことはA君にとって生きる張り合いになっていました。身近で様子を見聞きしてきた私た
ちは、その生活がとても大切なものであるということを感じていました。しかし、ようやく安定して学校生活に
通えるようになった矢先に、突然逮捕されてしまったのです。A君は無実です。逮捕・起訴・勾留によって学校
生活もメチャクチャにされてしまいました。このままではA君は出席不足による退学処分になってしまいます。


私たちはA君の即時釈放を求めています。
そして裁判では必ずA君の無罪を勝ち取らなければなりません。
また、この事件で有罪の判例を出させてしまったら、労働運動や社会運動においてビデオカメラを使うこと自体
が抑制される恐れがあり、到底容認できるものではありません。
心を寄せてくださる皆様には、未曾有の失業の嵐のなか大変心苦しい限りではございますが、この闘いへのカ
ンパを寄せて頂くようお願い致します。

※職務強要罪とは、公務員に対して、「ある処分をさせる目的」、「ある処分をさせない目的」や「公務員の職
を辞させる目的」のいずれかをもって、暴行または脅迫を加えるというもので、「3年以下の懲役若しくは禁錮
又は50万円以下の罰金」という重い罪です。私たちはA君の言動が犯罪にあたるという見解を容認できません。
※追記:12月11日付けでA君に退校命令が下されました。


【個人賛同人】(12月15日時点)
稲葉剛さん(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい代表理事)、赤石千衣子さん(反貧困ネットワーク
)、雨宮処凛さん(作家・反貧困ネットワーク副代表)、生田武志さん(野宿者ネットワーク代表)、小野俊彦
さん(フリーターユニオン福岡執行委員)、河添誠さん(首都圏青年ユニオン書記長)、舟木浩さん(弁護士、
反貧困ネットワーク京都事務局長)、さとうしゅういち(民主党員、福祉行政職員)、木村厚子(岐阜県)、小
林希行、藤藪貴治(北九州市立大学非常勤師)、蓼沼紘明、イダヒロユキ(大学非常勤教員)、吉野一彦(クリ
ニカルラボ御影院長)、藤田 博士(茨城保健生協組合員)、尾崎英樹(働かないホモセクシャル)、紺野茂樹
、中野由紀子(「旗旗舎・東京」)、小塚太(ピースネット/市民平和基金:東京)、木下茅(東京女子大学非
常勤講師)、竹林 隆(大阪教育合同労働組合書記長)、有園正俊(精神保健福祉士)、エッグマン(医療労働
者・大阪)、白石草(OurPlanet-TV)、江上諭子(ビデオ作家)、林田力(『東急不動産だまし売り裁判』著者
)、清水裕(学生)、高野聡(活動家一丁上がり!講座受講生)、嶋田頼一、吉田卓史、細野秀太郎(オルタ)
、庄野真代(活動家一丁あがり講座)、久保田健司、前田昭典、くまがいマキ(劇作家)、兼近修身、竹内絢(
ふぇみん)、渡邊太(taiyoh.org)、匿名(神奈川:アルバイト)、花澤尚巳、森ひろみ(無職)(順不動)

【団体賛同】
NPO法人自立生活サポートセンター・もやい、生・労働・運動ネット、住まいの貧困に取り組むネットワーク
(順不動)
ここまで
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by books131 | 2009-12-20 20:48 | イベント転載