人に話す ということ
誰でも失敗とか 挫折とか 悩み事とか
なんとはなしに わだかまっていることとか あって
でも なかなか それを話す機会というのがない
あんがい ひょんなことで
初対面の人に話せてしまったりすることもあるが
そんな機会に巡りあえれば ラッキーである
話す というのか 対話 というのは
すごく難しい
こんがらがって訳通不可能な間柄とか
言語がちがったり
病気や怪我で発語できないとか
つかってる意味がちがったり
言葉足らずだったり
言い過ぎてしまったり
深読みしすぎたり
こないだから うちではお酒をやめた Nさん
ほかの酔っぱらいをみて
自分もあんなだったなあ と ぼそぼそと話す
仕事がなくて
することなくて
飲んでしまうと もう抑制がきかなくなって
でもいま こうして 仕事がない時期になって
ココルームでご飯をたべて
しそジュースをのんで
カマン!で パンフレットの折り作業を手伝っていると
気がまぎれて お酒をのまない習慣がつくれて
「慣れやなあ」と いう
「からだにもいいし なあ」
スタッフのまいちゃんが こないだ来た
50代くらいのお客さんの話をしてくれた
その人は おおきな会社の専務だったが
ほんとに酒癖がわるく
お酒で失敗して
すべてを失って
刑務所にはいって
家族にも迷惑をかけ
3ヶ月かけて リハビリをして
もう飲みたいと思わなくなって
いまは 障がいをもつ人の介助の仕事をしているそうだ
そして 以前のようにお金をもっているわけではないが
いまがしあわせ とおっしゃったそうだ
人生のどのときに出会うかで
印象のかわる人というのも いるんだろうなあ
わたしだって 不安定で ずっと病気がちで
家族や友達や職場の人に迷惑ばかりかけてた時期もあるもんなあ
いまも 迷惑だろうけど
でも そういうことを 思い出したり
誰かに話すって ときには大事だよなあ
by books131 | 2009-10-03 14:47