水都大阪2009記念シンポジウムのご案内

■水都大阪2009記念シンポジウムのご案内
~「遊びをせんとや生まれけむ-水と大阪の再生」~
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去る8月22日、水都大阪2009実行委員会(国、大阪府、大阪市、経済団体等で構成)の主催により、水の都・大阪の復興を目指すシンボルイベント「水都大阪2009」が開幕いたしました(10月12日まで)。それを記念して、シンポジウム「遊びをせんとや生まれけむ ―水都大阪の再生」を9月22日(火・祝)に開催いたします。 シンポジウムのタイトル「遊びをせんとや生まれけむ」は、『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)のよく知られた歌ですが、「水都大阪2009」とは、水の回廊を舞台に連日各所で展開される多様なイベントやワークショップによって、人が都市や川と遊び戯れ、さまざま感覚を開き、都市に「遊びの文化」のエネルギーを生み出そうとする壮大な祭りです。情報、記号、流行、スピードに対して、五感、身体を大切にする人間社会構築へのキーワードを「遊び」と捉えます。
シンポジウムは、セッション1「河港・大阪と市民社会」、セッション2「大阪の市民力・文化力 
―アートが都市をかきまぜる!」の二部構成で、この「水都大阪」の企ての意義を多様な角度から考え、水都としての大阪の歴史、文化、交流等をテーマに語り合います。
また、遊びのエネルギーを象徴するようなDANCE BOXの男性ダンサーたちのパフォーマンスも見ものです。

大阪の水都再生、まちづくり、文化等に関わる、第一線の専門家、研究者、アーティスト、パフォーマーが一堂に会し、1日をかけて話しあう貴重な機会です。ぜひご参加いただきたく、ご案内申し上げる次第です。
よろしくお願い申し上げます。
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□日時:2009年9月22日(火・祝)10:00-18:00
□会場:リーガロイヤルホテル(大阪)・大宴会場ロイヤルホール
□主催:大阪大学、水都大阪2009実行委員会
□主な出演者:オウ・ニン(アートディレクター)、大谷懊(NPO法人ダンス・ボックス主宰)、北川フラム
(水都大阪2009プロデューサー)、金水敏(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター長/同大学院文学
研究科教授)、椿昇(アーティスト)、平田オリザ(劇作家/大阪大学コミュニケーション・デザインセンター教授)
平松邦夫(大阪市長/水都大阪2009実行委員会会長)、ジェフリー・Eヘインズ (オレゴン大学アジア太平洋研究
センター長)、松本雄吉(劇団維新派主宰)、ヤノベケンジ(アーティスト)吉見俊哉(東京大学大学院情報学環
教授)、鷲田清一(大阪大学総長)他
□定員:300名(要予約)
□入場料:1000円(日英同時通訳つき)交流会参加の場合は別途2000円
□応募方法:E-mail:suito@artfront.co.jpもしくはFAX:03-3476-4874
□締切:2009年9月5日(金)
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【水都大阪2009】概要
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□会期:2009年8月22日(土)~10月12日(月・祝)52日間
□開催時間:午前10時~午後9時  ※各プログラムにより異なります。 
□入場料:無料  ※一部、材料費(実費程度)が必要なものがあります。
□主催:水都大阪2009実行委員会(会長:大阪市長 平松邦夫)
□総合アドバイザー:安藤忠雄(建築家、東京大学名誉教授)
□プロデューサー:北川フラム(アートディレクター)、橋爪紳也(大阪府立大学教授)
□テーマ:川と生きる都市・大阪
□基本コンセプト
(1)水都大阪の魅力を創出し、世界に発信
(2)市民が主役となる、元気で美しい大阪づくり
(3)開催効果が継続し、都市資産や仕組みが蓄積されていくまちづくり
□キーワード:連携・継承・継続
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□出演者紹介
■阿部武司(大阪大学大学院経済学研究科長/同研究科教授)
1952年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業後、1982年に同大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学。
1988年、経済学博士(東京大学)。東京大学社会科学研究所助手、筑波大学社会科学系講師、大阪大学経済学部助教授・教授を経て1998年より大阪大学大学院経済学研究科教授に配置換え。近代日本経済史、比較経営史を専攻。
『日本における産地綿織物業の展開』、『近代大阪経済史』、『日本経営史』(共著)、Region and Strategyin Britain and Japan: Business in Lancashire and Kansai1890-1990(共編著)などの著書がある。
2009年より経営史学会会長。

■磯辺行久(アーティスト)
1935年東京都生まれ。59年東京藝術大学絵画科卒業。72年ペンシルベニア大学卒業 (エコロジカル・プランニング専攻)若い頃から瑛九のデモクラート美術協会などに参加し前衛作家として60年代に活躍した後、渡米して環境計画を学ぶ。以後現在に至るまで、美術家/環境計画家として、より広い自然環境を射程に据えた活動を展開。

■伊東信宏(大阪大学大学院文学研究科准教授)
1960年生まれ。中東欧の音楽史および民族音楽学を専門とする。大阪大学文学部美学科卒業。同大学文学研究科博士後期課程満期退学。日本学術振興会特別研究員、リスト・フェレンツ音楽院(ハンガリー)客員研究員等を経て現職。吉田秀和賞受賞、アリオン賞奨励賞(音楽評論部門)受賞。著書に『バルトーク:民謡を「発見」した辺境の作曲家』『中東欧音楽の回路:ロマ、クレズマー、そして20世紀の前衛』等。編著に『ピアノはいつピアノになったか?』等。
朝日新聞で音楽評執筆、NHK-FM「オーケストラの夕べ」コメンテータ等も担当している。

■オウ・ニン/欧寧(編集者、アートディレクター)
1969年生まれ。2006年まで広州で活動、現在は北京在住。
キュレーターとしては、世界巡回ビエンナーレ『Get It Louder/大声展』(2005-07)など、若手アーティストの発掘でも知られる。都市開発で消えゆく旧市街地の過去・現在・未来を現代アートとドキュメンタリーのハイブリッド映像作品として結晶させた『三元里』は2003ヴェネチア・ビエンナーレに出品。ニューヨーク近代美術館、森美術館等、世界各国で作品を発表する。雑誌への寄稿も多く、世界各地で講演会を行う。インディペンデント・フィルム・ビデオ制作U-thèqueやオルタナティブな文化活動を展開するAlternative Archiveを共同設立。

■大谷 懊(DANCE BOX Executive Director)
大阪生まれ。’91年から’01年までTORII HALLプロデューサー。’96年に「DANCE BOX」を立ち上げ、’02年「Art Theater dB」を開設。コンテンポラリーダンスを中心とした公演・WSを年間約30本企画制作する。’09年4月、神戸市から招聘され新長田に拠点を移し「ArtTheater dB 神戸」を開設。

■尾田栄章(国連事務総長:水と衛生に関する諮問委員会委員)
1941年奈良県生まれ。1998年に建設省を退職後、2003年3月に日本で開催され第3回世界水フォーラム事務局の事務局長をボランティアで務める。現職をはじめ国際的なネットワークを通じて世界の水問題の解決に向けて積極的に活動。その一方、「打ち水大作戦」や“春の小川”の再生を目指す「NPO渋谷川ルネッサンス」などにも取り組む。
また、律令国家の創設と水との関連をテーマに、月刊誌「河川」に「記紀と続紀の時代を『水』で読み解く」を連載中。主な著書に「セーヌに浮かぶパリ」(東京図書出版会)、「みちのくに徹する」(山海堂)。

■北川フラム(アートディレクター、水都大阪2009プロデューサー)
1946年新潟県生まれ。東京芸術大学卒業。
主なプロジェクトに「アントニオ・ガウディ展」、「アパルトヘイト否!国際美術展」「ファーレ立川アート計画」「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」等。大地の芸術祭は2001年の「ふるさとイベント大賞」のグランプリを受賞した。平成18年度芸術選奨(芸術振興部門)、平成19年度国際交流奨励賞・文化芸術交流賞受賞。アートフロントギャラリー主宰、地中美術館総合ディレクター、新潟市美術館館長、女子美術大学教授等。

■金水敏(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター長/同大学院文学研究科教授)
1956年大阪生まれ。東京大学大学院人文科学研究科退学後、大阪女子大学学芸学部講師、神戸大学文学部助教授等を経て現職へ。専門は日本語を中心とする文法の歴史的研究のほか、「役割語」の提唱者として活発な著作・講演等を行っている。著書に『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』、共編著に『日本語史のインタフェース』等。 2006年、『日本語存在表現の歴史』で新村出賞受賞。

■小浦久子(大阪大学大学院工学研究科准教授)
大阪生まれ。都市計画・環境デザインが専門。大阪大学人間科学部卒業後、大阪商工会議所、民間コンサルタント会社を経て、1992年大阪大学工学部助手。景観を都市空間の文化ととらえ土地利用や都市計画の観点から調査研究を進めるとともに、自治体の計画づくりを支援することを通じて空間デザインと計画制度をつなぐ実践的取り組みを行っている。
著書に『まとまりの景観デザイン』『失われた風景を求めて』(共著)『高度情報化社会のガバナンス』(共著)他。

■下條真司 (大阪大学サイバーメディアセンター教授/情報通信研究機構上席研究員)
1958年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。大阪大学サイバーメディアセンター教授。2005年大阪科学賞受賞。現在、大阪大学に籍を置きながら、情報通信 研究機構に上席研究員として出向し、環境に配慮した情報システムの構築に取り組んでいる。例えばこれまでバラバラに存在している情報システムをネットワークの中に
集約することで、効率的なシステムを組んでいくという「クラウドコンピューティン グ」が重要なキーワードの一つである。
また、大阪北ヤードを盛り上げる活動にも参 画しており、"science park in the city"というコンセプトを掲げて様々な研究活動 のシナジーを研究をわかりやすく表現する「可視化」の仕組みを北ヤードに展開しようとしている。

■ハーヴィ・シャピロ(大阪芸術大学環境デザイン学科教授)
地球環境論、地域生態計画論。ペンシルバニア大学芸術大学院卒。日本に環境アセスメントという概念を導入。アジア、環太平洋、大阪湾や瀬戸内海の環境政策、エコロジカルプランニングを提言する。

■ジェフリー・Eヘインズ (オレゴン大学アジア太平洋研究センター長)
1950年米国インディアナ州生まれ。1973年ウィリアムズカレッジ卒業。1988年カリフォルニア州立大学バークレー校で博士号取得(歴史学)。フルブライト奨学生として、大阪市立大学の宮本憲一教授のもとで、関一研究会に参加。関一日記の発見、公刊に尽力した。

■椿昇(アーティスト)
1953年京都生まれ。京都造形芸術大学芸術学部空間演出デザイン学科教授(学科長)。1989年「アゲインスト・ネーチャー展」に出品、クールジャパンの先駆けとなる。93年「ベニスビエンナーレ・アペルト」に出品。2001年横浜トリエンナーレでは
情報哲学者の室井 尚と組んで「飛蝗」を発表した。03年水戸芸術館で「国連少年展」を開催。04年10月パレスチナ「アルカサバシアター」の舞台美術を担当。同時にウェブプロジェクトの「RADIKAL DIALOGUE」を開始。以後トロント、ライプチヒ、ワイマールなど各地に巡回。2006年マサチューセッツ工科大学のレジデンスに招聘される。

■永田靖(大阪大学大学院文学研究科教授)
1957年生まれ。演劇学者。近代演劇史及び現代演劇理論専攻。明治大学大学院演劇学専攻博士課程中退。ロシアを含むアジア圏内の演劇接触の展開過程と演劇史的意義を研究中。日本演劇学会事務局長、IFTR国際演劇学会理事。昨年よりアジア演劇研究国際ワーキンググループを主宰し、アジアと西欧のアジア演劇の研究教育のネットワークの構築を推進。
2011年IFTR国際演劇学会大阪大会実行委員長。

■橋爪節也(大阪大学総合博物館教授)
1958年大阪市生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了。大阪市立近代美術館建設準備室主任学芸員を経て現職。
近代大阪の美術が専門。著書に『モダン心斎橋コレクション-メトロポリスの時代と記憶』、編著に『映画「大大阪観光」の世界昭和12年のモダン都市』『モダン道頓堀探検-大正、昭和初期の大大阪を歩く』等。企画に関与した展覧会に『なにわ知の巨人木村蒹葭堂展』『浪花画壇の悪魔派 北野恒富展』『没後80年記念 佐伯祐三展』等。

■平川秀幸(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター准教授)
1964年東京生まれ。博士(学術)。国際基督教大学大学院比較文化研究科博士後期課程・博士候補資格取得後退学(2000年)(財)政策科学研究所客員研究員、京都女子大学現代社会学部講師、同助教授を経て、2006年より現職。元々は物理学専攻だった
が大学院の途中から哲学に転向。現在の専門は科学技術社会論(科学技術ガバナンス論、市民参加論)で、コミュニケーションデザイン・センターでは、市民からの相談・依頼に応えて研究調査を行う「サイエンスショップ」を運営している。

■平田オリザ(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授)
1962年東京生まれ。劇作家・演出家。劇団「青年団」主宰。東京・こまばアゴラ劇場支配人。「現代口語演劇理論」を掲げ、日本人の生活を起点に演劇を見直し、「静かな演劇」と称され1990年代の小劇場演劇の流れをつくる。演劇はもとより教育、言語、文芸などあらゆる分野の批評、随筆などを各誌に執筆。近年は、公演やワークショップを通じて海外との交流も深め、2002年度から採用された国語教科書に掲載されている平田のワークショップ方法論により、年間で30万人以上の子供たちが、教室で演劇を創るようになっている。他にも障害者とのワークショップ、駒場ほか地元自治体やNPOと連携した総合的な演劇教育プログラムの開発など、多角的な演劇教育活動を展開している。

■平松邦夫(大阪市長)
1948年兵庫県生まれ。同志社大学卒業。毎日放送アナウンサーを経て、2007年、大阪市長に初当選。 現在に至る。

■福田知弘(大阪大学大学院工学研究科准教授)
1971年兵庫県加古川市生まれ。大阪大学大学院准教授,博士(工学)。環境デザインとコミュニケーション技術を研究テーマとし,高松市4町パティオデザイン,近江八幡市のまちづくり,台湾Next Gene20など,国内外のプロジェクトに参画しながら
ビジュアルコミュニケーションツールの開発に携わる。安藤忠雄建築展2009水都大阪1/300模型制作メンバー,NPO法人もうひとつの旅クラブ理事,大阪旅メガネエリアクルー。「光都・こうべ」照明デザイン設計競技最優秀賞受賞。著書「VRプレゼンテーションと新しい街づくり」。

■松本雄吉(劇団維新派主宰)
熊本県生まれ。維新派主宰。大阪教育大学で美術を専攻。「喋らない台詞、踊らない踊り、歌わない音楽」をコンセプトとしたまったくあたらしい表現スタイルは「ヂャンヂャン☆オペラ」と呼ばれる。場所との交感をたいせつに、劇場を劇団員自らの手で
建設するユニークなスタイルも特徴。代表作に野球グラウンドを全面使用した「さかしま」や、離島の銅精錬所跡地内に劇場を建てた「カンカラ」など。同作品では第二回朝日舞台芸術賞を受賞。近年は国内のみでなく、オセアニア・ヨーロッパなど海外での公演も多い。

■水内俊雄(大阪市立大学都市研究プラザ教授)
1956年生まれ。京都大学大学院博士課程中退(人文地理学)。政治・社会地理学,近代都市研究,地理思想史研究,ホームレス支援施策。主な著書に『モダン都市の系譜』(共著)、『空間の社会地理』(編著)、『「開発」の変容と地域文化』(共著)、『経済・社会の地理学』(共著)など。

■ヤノベケンジ(アーティスト)
1965年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。90年のデビュー以降「サヴァイヴァル」をテーマに、終末の未来を生き抜くための機械彫刻を制作。97年より、自作の放射線感知服を着て原発事故後のチェルノブイリなどを訪問する「アトムスー
ツ・プロジェクト」を開始。21世紀の幕開けとともに「リヴァイヴァル」へとテーマを移行させる。展覧会に99年「日本ゼロ年」(水戸芸術館)、03年個展「メガロマニア」(国立国際美術館)、05年「子供都市-虹の要塞-」(金沢21世紀美術館)、05年個展「キンダガルテン」(豊田市美術館)、07年個展「トらやんの世界」(霧島アートの森)ほか多数。大阪府在住。

■吉見俊哉(東京大学大学院情報学環教授)
1957年生まれ。専攻は20世紀の社会学・文化研究。日本におけるカルチュラルスタディーズ、メディアスタディーズの中心的な存在として先駆的な役割を果たす。著書に『都市のドラマトゥルギー』『博覧会の政治学』『メディア時代の文化社会学』『声の資本主義』『万博幻想:戦後政治の呪縛』など。

■鷲田清一(大阪大学総長)
1949年生まれ。哲学者。専攻は臨床哲学・倫理学。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。
関西大学文学部教授などを経て、1996年より大阪大学文学部教授、現在、同大学総長をつとめる。
現象学・身体論をベースとした身体としてのファッション研究で広く知られている。
著書多数。『分散する理性―現象学の視線』『モードの迷宮』でサントリー学芸賞(1989年)、
『「聴く」ことの力』で第3回桑原武夫学芸賞(2000年)を受賞。


【水都大阪2009記念シンポジウムお問い合わせ先】
水都大阪2009記念シンポジウム事務局 (前田礼/アートフロントギャラリー) 
TEL:03-3476-4868   
FAX:03-3476-4874 
Email: suito●artfront.co.jp


【水都大阪2009全体概要に関するお問合せ】
水都大阪2009実行委員会事務局:飯田 
TEL:06-7506-9460
FAX:06-7506-9086
http://www.suito-osaka2009.jp
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by books131 | 2009-09-08 15:01 | イベント転載