人気ブログランキング | 話題のタグを見る

09年1月「まちづくりひろば」のご案内

09年1月「まちづくりひろば」のご案内
釜ヶ崎のまち再生フォーラム

==========================================================
暗い世相に負けへんで!久しぶりに、まちづくりビジョンみがきの集い。
地域の厳しい現実も見つめるけど、大きな夢だってかかげよう。
まちのグランド・デザインを練り上げよう。この混乱の時代だからこそ。
〜萩之茶屋小学校・今宮中学校周辺まちづくり研究会(まちづくり協議会)と釜ケ崎のまち再生フォーラムの共催〜

==========================================================

                 記
▼2009年1月23日(金)(18:00時開場)18:30〜20:45
▼西成市民館 3階講堂
(西成警察署裏にある通称四角公園の西隣り)
▼共催:萩之茶屋小学校・今宮中学校周辺まちづくり研究会(まちづくり協議会)
    釜ケ崎のまち再生フォーラム
▼参加費:資料代として300〜500円程度の寄付をいただければ幸いです。
     なお、生活保護やそれに準ずる方々などは不要です。
▼連絡:事務局(ありむら)まで
Fax:06-6641-0297(ありむら宛てと明記)
e-mail: kama-yan●sun-inet.or.jp
URL : http://www.kamagasaki-forum.com


■開催趣旨 
テーマの設定も広報もたいへんに遅れましたことをまずおわびします(ペコペコ)。

 解雇され住居を喪失した「派遣労働者」や「非正規不安定就労者層」がついに釜ヶ崎に本格流入してきそうな兆候が出ている問題。定額給付金問題(たぶん大騒動になるでしょう)に関わる住民票設定問題など、緊急な地域課題。
それらに比べれば、ほんとうに地味なテーマです。
が、こういう(混乱するかもしれない)時代こそ、受け皿となる側に大きな目標とかグランドデザインが必要です。それを求めている方々はけっこういると思います。
地味な取り組みだけに、その意義について少し長々と書くことをご容赦ください(以下)。

 ご存知のように、釜ヶ崎(あいりん)地域のまちづくり課題の一番は、圧倒的多数派の日雇い労働者世界(個々人・支援団体)とわずか8%といわれる町会・商店会住民世界がどう折れ合い、融合していけるか、という点です。特に防災問題や生活環境整備問題では両者の協力がないとどうにも進みません。
 約2年前にできた「萩之茶屋小学校・今宮中学校周辺まちづくり研究会(まちづくり協議会)」は、あいりん地域にある町会や連合町会、萩之茶屋地区社協、学校関係者などを主体にしたまちづくり団体です。大阪市まちづくり支援制度というのがあり、その適用を受けた活動と聞きます。
目的は「地域の実情に応じた住みよいまちづくりを市民と市が協力して推進するため、住民等による自発的なまちづくり活動を支援」することとなっています(市のホームページ)
http://www.osaka-machidukuri.com/shien/info.html

そして、同研究会はこの3月末までに、これまでの取り組みのまとめをして報告書を作成することになっているそうです。

 一方、釜ヶ崎のまち再生フォーラムは釜ヶ崎の、どちらかというと労働者世界の生活課題をおもにとりあげつつ、そちらのサイドから他住民層との融合や共生による地域課題解決をめざして、さまざまな勉強会・アイデアづくりや事業化・人的ネットワークづくりの蓄積をしてきました。

 そこで、タイプの違う2つのまちづくり団体で、お互いが考える地域課題や近未来の地域ビジョンを提示しあい、磨きをかけ、よりゆたかにしようということになりました。
ですから、この日の直接の目標は、同研究会による地域課題の整理やビジョンの策定作業にみんなで寄与することです。

具体的な進め方としては、
(1)再生フォーラムよりこの10年間に蓄積されたものを提示する*1
(2)周辺研究会がその取り組んできた内容を提示する。 *2
(3)両者を合わせて議論し、同研究会の報告書をゆたかなものにする。*3

*1 ありむら事務局長がこの10年間をふりかえった資料を作成中です。全体像を把握していない、比較的最近に釜ヶ崎やホームレス問題に関わり始めた方々にはいい情報把握の機会かもしれません。

*2 実は、この研究会には「拡大会議」というのがあります。各町会や連合町会、社協、学校関係者等に加えて、労働者や生活保護受給者の支援事業をする諸団体も幅広く加わり、この夏以降数回、開催されてきました。まずは「野犬対策に関する申し入れ書」を大阪市に近く提出するなど、地域課題解決に向けたいろいろなアクションが始まるようです。

*3 釜ヶ崎のまち再生フォーラムにとっても大きな意義があると考えています。
イ)例年なら1月ひろばのテーマは防災。しかし「ふだんのつながりづくりこそ一番の防災・減災対策」というのがこれまでの勉強会シリーズの結論。そして、同周辺研究会(まちづくり協議会)、すなわち町会や連合町会とのつながりは決定的に重要です。

 ロ)再生フォーラムは1999年の設立以降、「さまざまな住民層の相互理解と融合」を提案してきました。地域にとっては同研究会の「拡大会議」こそがこの10年間の一番の幅広い協議の場であり、到達点かもしれません。再生フォーラムにとっては、こういう議論の場を共催できるということが一番の到達点かもしれません。うれしい催しです。

●●● 議題

1)情報交換会(18:30〜)
いつもは、それぞれの生活分野・活動分野から役立ち情報を分け合います。

2)本題  19:00〜 
 暗い世相に負けへんで!まちづくりビジョンみがきだ!
スピーカー:参加者のみなさん
進行役:
寺川政司さん(萩之茶屋小学校・今宮中学校周辺まちづくり研究会への市派遣コンサルタント
ありむら潜(釜ヶ崎のまち再生フォーラム事務局長)

20:45 頃  終了

by books131 | 2009-01-22 01:00 | イベント転載