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路上で暮らす人にお弁当をくばる山王ミニ夜回りをして、さまざまに思う

つばさ診療所からもどると
キッチンにはりついて 夜回りに配るお弁当をこしらえる

ハヤシライス 
白菜とにんじんのサラダ 
コーン入りスクランブルエッグ
パンを切って 
京都から届いたパウンドケーキをカットする
みかん と フォーク
あたたかいお茶を水筒に
紙コップを準備して 
年末年始の臨時宿泊所のちらしを ゴムでとめる

毛布もあるよ といって
もってきてくださる方もいて

それぞれの数をかぞえ
役目をきめて
箱につめる

10人をこえる参加者
21時に にぎやかに出発する

また別のひとは 梅田のほうへ
夜回りにいく とでかけていった
それは 深夜2時ころまでかかるらしい

さて 夜回りは
寝ている人を 大人数で取り囲むのは
よろしくないので まずは ひとりが声をかけて
それから 1セットを渡す
(その係は わたしがすることになった)

ひとりひとり声をかけて ゆっくりゆっくり

これは新聞配達じゃないから ね

冷え込んできて
膀胱炎のわたしは 1時間も歩くと
しんどくなってくるが
野宿のかたは ほんとにたいへんだなあ と思う

22:30ころに 30数食くばりおえて
ココルームにもどり
みんなで 残ったものをいただく

今回は ココルームの常連のEさんの提案で取り組んだ
はじめての 食べ物をくばる夜回り

たまたま お客さんがそれをみていて
カンパをくださった 
経費は Eさんと このカンパでまかなう

お店としてはちょっと混乱したのが 反省で
もうすこし 手順よく スマートに準備をして
月に一回くらい おむすびとか サンドイッチを
くばる夜回りができたらいいなあ とおもう

食べ物をくばる夜回りはいいなあ とおもう
おすそわけ感覚でできたら いいなあ とおもう
どうだろうか 
ココルームでやってみたいけど
協力してくれる人はいるだろうか

もちろん 政策として
野宿の問題に取り組む必要もあるだろう 
そのためには 政治的な動きもいるし
市民社会の意識の向上も必要だ

そういえば 昨夜 ココルームに来た
お客さんは 野宿の人のことを
「死んだらええねん」と言っていたな

こんな寒いなか 路上で眠るのは
ほんとにつらい

さまざまな理由で野宿になるのだ
失業 ふとした人間関係のつまづき トラブル

「死んだらええねん」という人は
自分が野宿することなんて 信じられないのかな
立場が変わりうることを 想像できないのかな

ほとんどの人が帰ってから ココルームに残っていた人が
「まずは 自分のくいぶち、自分の人生を大切にしろ」と
なんども言ってた

たしかにそう ね
みんな それぞれが 自分の人生を大切にし
他者の人生を大切にしていければいいね

これは ささやかなクリスマスの出来事

仲良しの人や家族にプレゼントを贈りあってきたが
こんなクリスマスいいなあ とおもう
消費主義なこの国のクリスマスに 

by books131 | 2008-12-23 01:49