藤井 光くんからのニュース

c.u.t 102 news
No.40 2008. 10. 11
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1.

不透明な政治システム、巨額の国家債務、経済成長の鈍化に15年以上も
襲われ続け、抗議行動を起こさない日本人を見習え!と、世界で最も有名
な極右政治家ジャンマリー・ル・ペンは私の目の前で言った。

日本における抗議行動は「衰弱した市民運動」として極端な視聴覚的排斥
を受けており、確かに「見えにくい」。しかし、平成生まれの高校生45
0人が学校の校則を不服とし抗議行動を起こすなど、変化を望み、それを
必死で追い求める批評的思考は、あらゆる時代、あらゆる日常生活で起こ
り、多様な形であり続けるだろう。

まして「ひきこもり」を抱える日本では100万人規模のラディカルなス
トライキが毎日なされている。

重苦しい日常生活で誰もが抱く批評的思考が「ジャーナリスト」や「アー
ティスト」によって外製されたアウトソーシング型の20世紀は終り、厳
しい環境で働く労働者、内部告発を考える技術者、デート・バイオレンス
に苦しむ女性、フリースペースに通う学生、賃貸契約を拒否される外国人
たち自らがメディア・テクノロジーを手に取り、表現をはじめる。

「映像」は誕生から114年もの間、限られた人々に独占されてきたが、
誰もがアクセス出来る「生存のためのテクノロジー」として新たな機能を
持ち始めている。この奇妙でパワフルなテクノロジーをより多くの人に利
用して欲しい。


【講座】市民メディアセンターMediR /長期ドキュメンタリー制作過程
【講師】根来祐・藤井光
【期間】2008年11月8日(土)~2008年5月
【日時】毎週土曜日 13時~15時(例外あり) 全25回
【定員】10名
【受講料】一般40.000円 Fメンバー32.000円 分割払い可能

【個別説明会】2008年11月1日(土)要予約
【お問い合わせ・予約】contact@hikarufujii.com

【主催】市民メディアセンターMediR
【住所】〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-7-11コーポ高田101
【詳細】http://medir.jp/2008late16


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2.

【デモ】手づくりサウンドデモをやろう!Just keep it MIYASHITA!

シャッター商店街を明るくしようと廃業した店舗のシャッターに鮮やかな
ペインティングをするアーティストたちが、なぜ商店街が潰される前に行
動しないのか僕には解らない。

【日時】2008年10月13日(休)16時スタート
【場所】宮下公園(中央階段上)にて集会15時~
【主催】みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会
【詳細】http://minnanokouenn.blogspot.com/


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3.

【ドキュメンタリー映画】フツーの仕事がしたい

この数年、労働問題が大きな社会的関心となっている。しかし、その社会
のニーズになぜ日本の美術館は応答しようとしないのか?現代美術の学芸
員が現代社会で扱うべき困難な作品に、ドキュメンタリー映画「フツーの
仕事がしたい」があると僕は思っている。

【監督】土屋トカチ
【上映】ポレポレ東中野
【日程】2008年10月4日(土)~31日(金)
【詳細】http://www.mmjp.or.jp/pole2/


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4.

【映画】東京人間喜劇

この物語に「外部/社会性」が突出して希薄なのは、人間の貧困化を突き
つけるためなのか、邦画における表象文化の貧困なのか、僕の価値判断は
そこに向かい、そこでゆらぎ続けた。

【監督】深田晃司
【上映】アトリエ春風舎
【日程】2008年10月11日(土)~19日(日)
【詳細】http://www.seinendan.org/jpn/info/info080917.html

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5.

【現代美術】ヤング・アグレッシブ・アスペクト 第二弾 /水川千春

南アフリカにおいて犬をけしかけスト労働者を排除する「カルティエ」の
ジュエリーよりも、水川氏の「消滅する」ジュエリーは遥かに美しく、僕
の記憶の中で財産となる。

17日(金)は一日だけ、藤井がGalaxy Countachでバーテンをしてます。
お近くにいましたら飲みに来て下さい。

【作家】水川千春
【展示会場】Galaxy Countach
【日程】2008年10月3日(金)~18日(土)※14日-16日は休み
【詳細】http://www.realtokyo.co.jp/events/view/26872

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c.u.t102
ネット情報社会の影響を多分に受けながら、応答可能な批評のオープン・
スペースの実現を目指す。不定系のクリエーター、会社員、教員、失業者
などが参加。

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藤井 光(ふじい・ひかる)美術家・映像作家/c.u.t102 責任者
欧州でメディア・アーティストとして活動を始め、現在、文化行政・法律
と芸術の関わりについての制作・研究を行っている。

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by books131 | 2008-10-11 11:53 | イベント転載