高次脳機能障害学習会 転載

高次脳機能障害学習会(第2弾・実践編)
「高次脳機能障害の具体像と地域生活支援のヒント」
     ※かまあるネットのメンバーの方々には日程変更のお知らせになります。
日時:2008年1月23日(水)18:30~20:30(18:00開場)
内容:西成区で“地域医療/地域連携を揚げ活動する「くろかわ診療所」スタッフによる標記課題からの問題提起/現状の分かち合い/質疑応答・協議
場所:大阪市立大学西成プラザ(太子交差点100円ショップ・3F集会室)
(建物内側の入口が分かりにくいので、当日は案内人を立てます)※資料代・300円
※準備の都合上、事前に℡.又はFAXで「のぞみ作業所」までお申し込み下さい。
【のぞみ作業所  TEL.06-6647-6576 FAX.06-6647-6585(当日17:00まで)】

(「第3弾」として、「学習会・行政との連携」を本年6月~9月に予定しています。参加をご希望の方は、受付にてお名前・連絡方法・連絡先をお残し下さい。特に、準備会参加可能な方は、その旨ご明記ください。)。
主催:釜ヶ崎のアルコール問題に取り組むネットワーク(略称・かまあるネット)
共催:小杉クリニック、くろかわ診療所、釜ヶ崎のまち再生フォーラム、
釜ヶ崎ストロームの家
*「かまあるネット」[8月、12月を除く定例第3(水)開催]は、釜ヶ崎周辺でのアルコール依存症を中心とした生活課題(高齢/各種障害も含む)を抱える人々の「地域生活支援」に関して、学習会/支援困難事例検討会を行っているネットワークです。5年余りの活動実績があり、医療機関・各種支援団体・公的機関・個人を含めた「連携ネットワーク」として活動しています。詳細は事務局(「のぞみ作業所」内)にお問い合せ下さい。

※会場案内図(●は地下鉄出入り口)


今回の学習会開催に当たり                      2008.1.8
                         (のぞみ作業所・村松由起夫)
1、はじめに
皆様に、大切な学習会のご案内が遅くなってしまいました事をまずお詫び申し上げます。
今回の課題となっています「高次脳機能障害」は、現在、「障害者自立支援法」により、〈精神保健福祉手帳〉をもっての制度利用と規定されています。
しかし、行政側も実情把握に精一杯で、具体的な支援連携にはほど遠い状況にあるのではと推測されます。また、精神障害諸施設の多くは、身体合併症状への対応経験が少なく、高次脳機能障害当事者の方々もご家族の皆様方も、色々とご不便をお感じの事と拝察致しております。
私共は、地域特性(何でもありの「釜ヶ崎」)や生活状況特性(単身/家族支援も期待出来ない/集団生活が苦手で、高齢になっても居宅生活希望が多い/生活歴から、知的障害や身体障害の合併率も高い)の中で、たまたま、長く活動を行なってきた為、各種障害への対応も、その都度、フレキシブルにさせて頂いているに過ぎません(“創設者の考え”が強く反映しています)。 
2、高次脳機能障害との出会い
 3年程前、アルコールによる入退院を繰り返す、車椅子利用のIさんを、地域内の支援団体から「どこでも支援の難しい方なので、アルコールの観点で何とかしてやって下さい」と依頼を受けました。
 身体状況が特に悪く、とりあえずの救急入院)(その間に状況把握)という事になりましたが、結局、中途退院になり、公リツ 病院も含め、半分、医師とケンカしながらの状況把握の中で、10年程前に脊椎手術を行ったこと、その前後に、頭部外傷後遺症による「高次脳機能障害」がある事などが把握できました。
 幸い、Iさんは、介護ケア・マネージャーの職務を越えた支援や、行政理解による「他人介護料」の受給、介護事業所/精神訪問看護との連携、私共の制度の枠にしばられない支援等により現在も落着いて居宅生活を続けています。
3、今後の連携に向けて
 この間(当時、堺にあった)障害者自立センターでの講演会の際、ご家族の方々のご苦労を伺う機会を得ました。
 その段階では、行政も具体的な支援ケア会議等を通し、実情把握に精一杯の状況のようでした(その後、府・自立センターは住吉区・府立病院横に移転・総合相談窓口設置、市は直接の窓口なし、区は上記「手帳」発刊に基づく諸制度利用対応のみ、自立支援法による指定相談事業所《障害者ケアマネージメント事業所;大阪市内8ヶ所(9ヶ所目が本年1月開所予定)》のほとんどは、身体障害への対応経験がないか、少ないのが実情です)。
 結果、大阪市として「高次脳機能障害」の学習会等は実施ゼロ、西成区がかろうじて本年5月、基礎篇(講師は当所が仲介)を実施、これを受け、「第2弾・実践篇」開催に至ったものです。
 
大阪府・大阪市には、2008年度(本年6~9月頃)に、「第3弾・行政との連携」開催におけるシンポジストの派遣(第2回学習会を受けて、責任をもって応答できる立場の人材)を申入れており、当事者サイドの情報交換/連携をこの機会に立上げ今後の「必要な行政施策獲得」へつなげていきたいと考えています。
 私共が、現在、心から願っておりますことは、かつて釜ヶ崎のアルコール症者/一般精神障害者が「人間扱いされなかった」歴史を繰り返さないことです。どんな場所、どんな生活を送っていても、障害者も(であればこそ)、「一人の人間として」自分の人生(選択の自由)を保証されることです。
 まず、日中活動の場(デイ・ケアや作業所)が多様に保証されねばなりません。生活の場においても、家族の支援前提ではなく、ホームヘルプ/相談支援事業などの社会資源を充分に成り立たさなければなりません。
 ぜひ、皆様のご苦労を分かち合って頂き、みなで、これからの運動の方向づけを行いましょう。そして、進むべき道を共に見出していきましょう。
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by books131 | 2008-01-16 15:49 | イベント転載