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生活扶助の切り下げに反対する緊急集会 転載

みなさまご存じの通り、国・厚生労働省は生活保護のうちの生活費にあたる「生活扶助」の減額を図っています。厚生労働省内に設置した「生活扶助基準に関する検討会」で検討されていますが、議論は11月20日に開かれる第4回検討会で打ち切り、12月の来年度予算に反映するという筋書きのようです。このままでは来年度より、基準額の算出方法を改訂した上で、生活扶助支給額が引き下げられることになってしまいます。

 私たちは、遅まきながら大阪でもこの動きに反対の声をあげていきたいと思い、11月29日(木)に生活扶助の引き下げに反対する集会を開催することにしました。
 集会は、在関西の生活保護に関連する様々な団体・個人・グループが意見やそれぞれの状況・課題をもちよりつつ、「生活保護の切り下げに反対する」一点で集約しています。母子家庭の当事者の方からの発言、野宿生活から生活保護を受けた方からの発言の他、生活保護利用者やその支援に係わっている様々な方々の発言を検討しています。また、木谷公士郎さん(生活保護問題対策全国会議事務局次長)に、厚労省の動きなどの全体的な問題点の指摘をいただき、吉永純さん(花園大学、公的扶助論)を講師に各種基準との関連を解説いただきます。生活保護を利用していなくても、あるいは利用することができないで、困窮した生活
に苦しんでいる方々からの発言も求めていきます。
 生活保護の切り下げに大阪・関西からも反対の声をいっしょにあげていきましょう。

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生活扶助の切り下げに反対する緊急集会

日時:11月29日(木)18:30〜
場所:エルおおさか606室(京阪・地下鉄「天満橋」西へ徒歩5分)
資料代:500円(収入の少ない方はかまいませんので、受付で遠慮なくおっしゃってください。)
発言:木谷公士郎さん(生活保護問題対策会議事務局次長)、吉永純さん(花園大学准教授、公的扶助論)、シングルマザー、元野宿者などの当事者主催:同集会実行委員会

呼びかけ人:小久保哲郎(生活保護問題対策全国会議事務局長)
      中野冬美(しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西)
      井出窪啓一(なかまユニオン)
      中桐康介(釜ヶ崎パトロールの会)

今までより多く税金を納めないといけない
安い時給の仕事が増える
保育料を今よりたくさん払わないといけなくなる
かろうじて高校にいけてた子どもが進学できなくなる
健康保険料が高くなる。払えないと保険証をもらえなくなる
障がい者の介護保険もいまより厳しくなる

アラァ〜
それって、相当マズイんじゃないかしらぁ?
いやだわ〜 何とかしなくっちゃァ

という訳で、集会企画しました。

 今、つらいのに生活保護を受けられないでいる人は多い。問題なのは、福祉の窓口で断られるとか、なけなしの貯金が財産としてみなされるとか、親や兄弟に頼れと無理なことを言われたりして、生活保護を受けられない現実のほう。

 生活保護の水準以下の生活をかつかつの思いで暮らす低所得者はたくさんいます。でも、より低いそっちに基準をあわせて生活保護を削ることが繰り返されてゆけば、生存権保障水準がどんどん引き下げられていくことになって、非常にマズイです。

 このまま貧乏の基準(生きるギリギリライン)を下げたら、貧乏は固定化されます。個人の努力の範疇じゃないです。自殺者は、減りませんよ。殺人行政には反対です。


生活保護の切り下げに反対する緊急集会 実行委員会
連絡先:090-1953-0886(中桐)
    iryouren@air.ocn.ne.jp
    safetynet_osaka@yahoo.co.jp

by books131 | 2007-11-29 01:43 | イベント転載