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アート就労支援?

にぎやかな一日だった
お昼ご飯を10分ですませると
現代美術センターのスタッフとアーティストと打ち合せをし
釜ヶ崎の「むすび」に連れて行く

おじさんたちにモデルになってもらい
メイクアップをアーティストがほどこし
遺影の写真を撮るのだ
そのときに モデルとアーティストがお喋りをしたものを
録音し 展示のさい それが聞くことができるのらしい

むすびのおじさんたちは 5人のうち 3人が喜んで同意
日程を調整する

駆け足でもどって 事業会議
今年度の締めをはなしあう 来年度の話も
この先不透明だけど 1年間の事業予算がついたので
どうやっていこうか と作戦を考え始める

ココルームに戻って 南方人権センターと電話で打ち合せ

急遽 森村さんがやってきて
ロケについて さらにさらに ああしたい こうしたいの
お話がはじまる

不可能を可能にしていく 粘り強さに頭が下がる

そうこうするうちに
夜の フォーラム「就労支援とアートの伸びやかな関係」の
報告者が到着し 会場の仕込み
東大の玄田先生が到着し
淡路プラッツの田中さんが到着し
打ち合せや準備で落ち着かなくなる

お客さんが来てくれるかどうか 不安だったけど
けっこうたくさん来てくださって うれしいかぎり

おはなしは オチつくわけもなく

いくつか 興味深い言葉がのこる

「ココルームは珍しい人たちが働いているわけですよ
でも 珍しい人だけしかできないんだったら 広がらないんですよ」

そないに がんばらなくても
「こういう取り組みが出来るようになったら 全国に広がるわけよ」 と
言われて そりゃ そうだわな と あっさり思ってしまうが
いま 過渡期なわけで 
過渡期ならではの 踏ん張りもいると思う

西吉野から来てくれた 青少年支援のNPOの方を
階下まで送っていくときに 
「わたしの思ってるアートは消費社会に対する反発なんですよ
だから こんなにややこしくなるわけで」 と話すと
「やっと わかった!」

アート就労支援の道のりは遠いのね

by books131 | 2007-02-20 01:35