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別府 大阪 海の道

11/23の夜21:00に 大阪港からフェリーで 別府にでかけた

フェリーのなかで 友人2名にあい 吃驚
大分の サックス奏者山内桂さん と
フォーラムに参加する 奈良さん

24の朝10:30についた港は 別府観光港

アートNPOリンクフォーラムin 別府の会場 ホテルニューツルタに
荷物をあずけて 温泉の本を購入し
路地の奥の 店で チャンポンを食べる
竹瓦温泉前のカフェで お茶をのみ 宮島達夫展をみる

それから 3人で フォーラムがはじまるまで
地獄巡りにいくことにした

タクシーに乗り込み 運転手さんに別府をレクチャーしてもらったら
地獄巡りって 温泉ではないのだった (ショック)

てっきり 地獄とは 温泉かと思っていたんだけど
それは早計
温泉の源泉が吹き出しているのが「地獄」
ひとつ鑑賞するのに 400円
地獄は7つあって 全部みてまわるチケットは2000円
結局 海地獄をみて 足湯につかって かなりいい気分になって

ちかくの柴石(しばせき)温泉にいくことにした

この鉄輪(かんなわ)地域は 3000の湯煙があがっているそうだ
煙なの  
もくもくと煙があがっていて
なんとも珍しい景色

「日本の残したい風景」の第3位にはいっているという

柴石温泉は指定管理者が管理している
前までは 市が運営していたのかな

210円で 
露天風呂 むし湯もあり 大満足

長年通っているおばあちゃんが 「最近 わかい人が増えた」と話してくれた

別府は 昭和の後半から 観光客が激減したらしく
鉄輪でも わりと大きめのホテルが 閉められ 荒れた感じも垣間見えた

けれど 石畳工事をしたり 
新しいサービスがはじまったり(オンパクというNPOがあったり)
盛り上げるための まちおこし運動の様子もうかがえる

それ程大きくもない工務店の看板には 
「井戸 温泉ボーリング」 と書いてあった
へえ と 驚いていたら 
タクシーの運転手さん 
我が家に温泉をひいた と話してくれて 納得する

18:00に ホテルニューツルタにもどって
フォーラムがはじまる

ココルームのとなりの remoの甲斐さんの司会で
京都の JCDN(コンテンポラリーダンス)の佐東さん と
BEPPU PROJUECTの山出さんが 話す
ふたりの方向性や価値とするものが かなり違っていて
とても興味深い
世代の差なのか
身体表現とアートの差なのか
司会の難しさを想像する
この内容についてはまたべつの機会にテキスト化したいとおもう

その後 懇親会
アサヒビールの加藤さんや
アートプロジェクトに関わっていらっしゃる芹沢さんたちと話す

シカゴ人の日本戦後美術の研究者ジャステンさんとはじめて話したら
代々木公園のてつオくんみさこさんともお友達だそうで
10/26の さよならまたねエノアール パーティで一緒に参加してたことがわかった

それから 打ち上げに同席

門限を一時間半もやぶって 随光寺というお寺の宿に戻る
ネットでさがした宿なので どんなところか分かってなかったの

そのお寺の宿は 鉄輪にあって
なんと お風呂は温泉だった 
ひなびた風情で旅気分倍増

この日も宿泊客はどうやら
わたしたちだけ 
本堂の隣の部屋6畳で コタツつき
すこしさむいけど 落ち着く感じ

同行者の原さんとおしゃべりして でも
フェリーの揺れのせいか あまり眠れなかったせいか
すぐに寝付いた

目覚ましにおこされ 8:15に朝食
広い食堂で ふたりだけで ご飯を食べる

二日目のフォーラムは 別府観光港の
関西汽船
フェリーの待ち合いロビーの
ちょうど 乗降客のいない時間をねらっての開催

フォーラムの秋の開催地 青森の三澤さん
昨年度の開催地 群馬の前橋の 小見さん
司会は 東京船橋の 下山さん

港につながる関係性が現れている

フェリーの船体を窓のむこうにみながら
開放感あふれて すばらしいロケーション
事務局の手腕に ますます期待感を高める

お昼は「まちあるき」というツアー企画で
バスにのって 鉄輪に

ひょうたん温泉の人が いろんな説明をしてくれ
別府のこと 鉄輪のことがわかってくる

鉄輪にあるたくさんの公衆温泉は 無料から100円
地域の人が管理する温泉だ

湯治のための温泉と 
地域の人が決めたら その温泉には 蛇口がない
(温泉成分が薄まるため)

足むし湯は無料だった
わたしも 足をむしてみよう と思って試した
やりかたはわからなくて ぼやぼやしてたら 隣にいたおばさんが
教えてくれ タオルまでかしてくれた
あったかくなって 気持がよい

そのあと まちをぶらぶらして 昼ご飯に だんご汁を食べて
地獄蒸しプリンを食べて
あ お寺の宿がすぐ近くだったことに気づいた

また バスにのって 竹瓦温泉に
この温泉の2Fは 畳敷きの公民館

ここでは アサヒビールの加藤さん
ホテルニューツルタの社長 鶴田さん
司会はメセナ協議会の萩原さん
萩原さんは女性で 予定調和一切なしという場を
かなり潔く まとめもせず 仕切っていく

そのあと 会場はこのままで
全国アート自慢大会 なるものが開催され
いまいちなんのことかわかってなかったのだけど
別府で活動する アートというか アートなのかよくわかんないけど
紙芝居とか 音楽のイベントとか 見立て細工とか おいらん道中のイベントとか
高齢化して担げなかった御神輿を 大学が出来て若者がきたから
復活できたとか 別府の活動が紹介された
あとは 淡路島のアートのユニークな取り組み
船橋の取り組みも紹介された

地産池消のお料理がだされる
ここでとれたお米のおにぎり
郷土料理 家庭料理
どれもおいしく うれしいのだっった

最後まで 別府市長や 市のえらいさんが参加されていて
このまちの 文化度の高さ
人間関係の濃さを感じる

また 打ち上げにいって
門限をこれまた 1時間半やぶって 宿に戻る

3日め
この日の会場は国際会議のできる立派な建物
午前中は 若い女性3人がパネリストで 芹沢さんが司会
午後からは 会場全体でディスカッション

2008年に 別府で 国際的なアートフェスティバルを開催しようと
考えている 山出さん

けれど その内容は すべて白いのだ
主催者さえ きまっていない

そこで 会場中けんけんがくがく

わかものたち(ちなみに 今回のフォーラムに事務局長は
21歳の学生)まで マイクをもって 
08年に別府にいない彼らは 「興味ない」と突き放してみたりする

わたしは 実は 複雑なおもいで その場にいた
発言したらよかったのだが うまく感情が整理つかず
でも 場がおもしろいので その様子を見守っていた

予定調和はなく
おおくの課題をのこし(のこすことをもくろんでいたのだろう)
フォーラムは終了

アートNPOリンクの事務局長 樋口君をつかまえて
取材をこころみる

ブルーバード劇場にタクシーをつけ
お茶して じゃれおさんに挨拶をして
観光港に到着

19:00に港をでたフェリーは行きとちがって
満席 
お風呂にはいって 22:00頃にはねむりはじめた
何度も目が覚めたが -5:30頃におきて
きがえて 大阪にちかづいた海をみた

まだ明けきらない風景は
特別なものだった
こうして いつも朝はやってきているのだとおもうと
朝型生活のほうがやっぱり 生きてる実感があるな とおもう

地下鉄をのりついで
ココルームにもどる
メーラーをひらいたら 迷惑なメールが1700件 ああ

青森の人からもらった林檎の甘酸っぱいにおいが
鼻をくすぐる

by books131 | 2006-11-27 10:19