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喋る日  観る日

きのうは よく喋ったいちにちだった

フォロで 4時間半のうち 3時間半は喋った
参加してくださった人は
それぞれに問題意識のある方たち
または 当事者
その問題に関わっている方

終わってから 場所をかえて ずっと 話しつづけた

そんななか
ココルームのほうでは ふたりのスタッフが辞めた 

とつぜんのことで
どう体制をつくっていくか 
であいと タイミングかな

今日は アフリカ映画「母たちの村」を 應典院でみる
女性の生殖器切除を取り扱った
アフリカ映画の父が メイド イン アフリカ としてつくった映画である

ひじょうに 考えさせられる映画であった 
ゲストの 岡真理さん イダヒロユキさんの話をきいて
さらに深まった

その手術をうけるのが嫌で身投げする少女
せっかく逃げたのに 捕まえられ 無理矢理に手術され 
死んでしまう少女

手術といえば きこえはいいが
衛生など いっさい配慮もされていない処置である

その手術のために 命をおとしたり
出産がひどく難しくなったり
セックスは苦痛となったり
その手術をうけていないと
結婚も許してもらえない という 悪しき伝統なのだが

女たちの欲するラジオが燃やされる
教育を受けられないような女性たちがみずから たちあげっていく
男も 揺れながら 変わる 変わらない男もいる

ただ 大声をだして「伝統だから守らねばならん」と
暴力をふるう男たちの みじめさ加減は 画面からにじんでくる

伝統を否定するだけではなく
彼女たちの信念もまた 伝統にささえられている
社会変革の映画である
この問題を 先進諸国のフェミニストたちがとりあげるとき
「アフリカをこれまで植民地化してきた国々の差別を棚上げして語ってはいけない」
とか

でもね アフリカの生活の様式や 美しい風景
語り うた 仕草 おどり 世界(他者)と反応しあう感覚など
すてきやったな

帰って 深夜 残っていたスタッフと
これから どうして やっていこうか と話し合う

最初は みんな 吃驚にショックだし 仕事量とか おもうと
悲惨な気持がしていたのだけど
でもまた 初心を考えるよい機会となった

あしたは また 應典院
アーツなお仕事研究会

by books131 | 2006-09-20 02:53