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ヒロシマ→四国・新居浜

3/23は 朝まで 妹とこれからの仕事について 話し合う

人生には いくつもの選択肢がある
タイミングっていうのも ある
だから 
その人が 自分の人生について どうしていいものやら よくわからない と思ってる場合
猶予のある場にいれば そこで考えることもできるが
どうやら 猶予はなさそうで 何かを選ぶ必要にかられるとき というのは 本人もしんどいことだろうと思う

「楽そう」とかいう基準で 仕事を選んだりして 
そんで えらばれた仕事場が わたしの仕事場で
ちなみに うちの仕事場は 楽ではないので
 「ココルーム好きやから 関わらせてよ。でも楽な時間帯分だけ関わらせてよ」と
言われると むっとしてしまう

ココルームってのは 何人かのスタッフが ぎりぎりまで働いてつくってる 自分の働き方をつくりたいと 思って働いてる場所なのよ
そやから あんたが 好きやと思える場所になってるわけよ
働きたいけど みんなとおなじように 働くのはいや だっていうのなら
自分は 何が好きで 何から逃げたくて 何を望んでるのか よく考えなさい

妹が 仕事についやす時間は 妹の基準で選べばいい と思ってる
ココルームのみんなと同じように 関わった方が良い と思ってるわけではない

妹が 自分の人生をどう生きたいのか 逃げずに考え
基準が 明確になること 
それを望んでいるだけなんだけど
 
それから 眠って 
昼にあわてて 広島行きの新幹線に乗り込む

夕方に 広島駅に到着し 
タクシーに飛び乗って 商工会議所へ向かう

「5年後 組織がどうないたいのか 明確に考えておきなさい」と
コンサルの先生に言われ
あちゃ である

わたし個人の5年後のビジョンではない
組織のビジョンである

うちの組織ってのは
何人もの人間が入れ替わり立ちかわりである
それゆえ 流動的でしかありえない と思っているが
それでも ビジョンを描け というのね

描こうじゃないですか

どんな活動をしていたいのか
どんなクライアントやパートナーをもっているか
お金がどれくらい貯まっているか 
いや 貯まってないのか かな

ビジョンは ビジョン
ずれたって 達成されなくても かまわないものだから

これまで さまざまな企業や 行政が 個人が 描いたビジョンが
誰かを幸せにしたかもしれないけれど 
社会的な問題をうんだ という事実を 忘れずに ビジョンを描けばいい

18:30 商工会議所前で Hくんのお父さんお母さんと待ち合わせ
2年前に死んだ Hくんのお墓参りをしたいと 申し出たのだけど
ご両親が 広島まででてきてくれたのだ

タクシーに乗り込むと
繁華街の 一軒の料亭に連れられた
個室で 贅沢な お魚料理をいただくことになっていた
なんども わたしたちは 涙ぐむ
おいしいお料理は 味をなくしていく
お母さんは こういった話をできる人がいて よかった と また涙ぐむ

Hくんのような 
さらに もっと状態のわるい若者たちが たくさんココルームにやってきます

他人や 社会と うまく折り合えない人は
その人が責められてしまうけど 本人の問題だけじゃない と わたしは思っている

だから どうすんのよお と
考えると あたまをかかえてしまうが 
何かやれることをみつけていこうとしてる

先日 経済産業省に 提出した書類「ジョブカフェモデル事業」は そのためのものだ
きっと 落ちるにきまってるけどね 
書いて 提出してみる ってのが 大事やと思うから

ひきこもり ニートと呼ばれる彼らと関わって 
いっしょに絶望するつもりはない



ご両親とわかれて 駅そばの ちいさなビジネスホテルに泊まる
大阪の女友達と 法人の経営について 電話で一時間半かたりあう
こんなときじゃなきゃ ゆっくり話せない

朝 7時に起きると すぐに支度をして 広島駅に歩く
岡山まで 新幹線に乗り 特急しおかぜに 乗り継ぐ
いつのまにか眠っていたようだ 
10:58 新居浜に到着

乾いたからだで 駅前にたつ

ビジネスホテル2軒 うどん屋 ラーメン屋 補聴器屋 がらんとしている
駅前再開発に着手したものの 進んでいない様子である

車社会であろう この田舎で 電車の駅というのは
どういう立場なのかな

新居浜に呼んでくださった実行委員会の主催者 西原さんが迎えに
きてくれた 車にのりこみ さっそく 「ディサービスでんでんむし」に

民家を改装したこのディサービスには 3人のおばあさんがいて
一緒に ご飯を食べる

介護をうけながら ご飯を食べるおばあさん
元気なおばあさんは 後片付けも手伝っている
自然なかんじが 福祉をとりくむ人たちの考えとして よく現れている

それから おやつと 水筒をもって 海辺へ
人形劇をみにいくのだ
この人形劇を呼んでいる実行委員会も 西原さんたちの NPOが中心となっているらしい

このまちで このNPOは かなりがんばってるのだということがわかる

人形劇は 兵庫県の「劇団みのむし」
マイムのイイムロさんのお父さんの 人形劇団でる
腹話術
よく練られた物語
おもしろいトーク
こどもたちはご機嫌だ

一緒にいった おばあさんは 1時間の座位がしんどかったようで
人形どころではなかったらしい

おわって ロビーで おやつをみんなで食べて
それから 海岸を散歩して ホテルにチェックイン

大浴場があったので ひとり ちゃぷんと お湯にとびこんだ
さっと あがると 部屋にもどり 詩をかきはじめた

18:00すぎ お迎えが来て 会場入り
煉瓦つくりの建物を改装して ライブハウスになっている
そこで 1時間余トーク
質疑応答を30分
朗読を30分
客層のほとんどが 中高年 
若者はちらほら
子どもの姿が 数名
このばらつきは けっこうな ハードワークなことを覚悟するが
胸をかりるつもりで わたしの取り組みについて 話をした

なんとか 本番がおわり
みなさんが 喜んでくださったので ほっとした
議員のおじさんもいて「いやあ 勉強になりました」と にこにこしてくださる
うちあげは「キッチンママ」という店を貸し切りにして行われた
桃イチゴとか ふぐの皮のサラダとか 珍しく美味しいものをたくさん いただく

新居浜の 女性たちの革新的なこと

わたしの母親と歳がかわらないのに 
みんなの協力によって 市会議員を2期つとめている女性がいたり
法人をきちんと 代替わりしていく女性がいたり
こどもの虐待防止にとりくんでいたり
ベーゴマ協会を設立して みんなで遊んでいたり
おもしろ く たのしく あかるく 真剣に 活動しているのが 伝わってくる

深夜 ホテルにもどって また大浴場にちゃぷんとつかって
電話を数件して 眠る

今日は ホテルのモーニングを食べてから 別子山に案内してもらう
西原さんと 市会議員のはっちゃん おふたりの 厚いおもてなし
すっかり 身をあずけ 楽しませてもらう
江戸時代から 住友の前進の会社が栄えた 別子銅山の歴史をきき
いま まちづくりに取り組んでいる人たちを紹介してもらう
山を歩いたり かたくりの花をみたりして
新居浜の魅力を再発見していく

現在の課題をきき 
(やっぱり 人の問題なんだな)
じゃあこうしたら ああしてみよう と意見をだしあう

旅人でしかない わたしだけれど
だからみえる視点もあるだろう

また このまちに 関わりたい 強くおもったのは
この魅力的な人たちがいるから

14:16 新居浜から 電車に乗って
大阪まで戻る
なんども 眠り 起きて 到着したころには ぐったりしてしまった

けれど ココルームはライブははじまるところで
また ばたばたしている
昨日も かなり 忙しかったそうで スタッフがぐったりしているのが
疲れた顔からわかる
ヘルペスになったスタッフもいたりして
無理はあかん 無理は
と 思うが わたしも すぐに マシンにむかい こないだ手をつけはじめた 
パンフレットのレイアウト作業にはいる

客席の 灰皿をかえたり 
コップをとりにいったり
片づけして 
いちにちが すこしづつ おわりはじめる

by books131 | 2006-03-26 23:58