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田舎のいちにち

昨日は どきどきの早起きで
近鉄電車に乗って 奈良県の榛原へ向かう
駅から乗り換えるバスは 乗り遅れたら 2時間
バスがこないのだ

バス停から 徒歩20分くらいだろうか
歩いて 藤村さん宅に到着
すでに 景色は 天国のように美しい
新緑の山 棚田には水が張られ 田植したばかりの
ひげのような緑が 風に吹かれてる
田圃の水が 波紋に揺れる

「いまから 説明をします
それから すこし 餅米をうえます
餅米は 米の原種です
冬にはお餅をつくりましょう
それから 昼ご飯にして
また 田植をします」

わたしは おむすび班になって
お母さんと妹さんと一緒にご飯の用意を手伝う
おかまで炊いたご飯をむすびながら
ときどき 裏庭の様子や
おおきな玄関からみえるあたりの景色に目を細める

おむすびを運ぶ機械の名前は ピンクレディ
ガソリンエンジンで動く
坂道をくだって田圃へ到着
13名の田植チームと 藤村さんの家族と
お手伝いにきてくれた家具職人 みんな
おもいおもいの場所に座り込んで お昼ご飯
お母さんのつくってくれた 奈良漬けや漬け物 きんぴらなど
みんな美味しい美味しいと おむすびをいくつもいくつも食べたそうだ

後半の田植に わたしも参加した
田圃の水の温度は一定ではない
泥に踏み込むと きゅっと 冷たい水になる
愛らしい苗を左手にもち
張られた黄色の糸の 赤いしるしのところに 3本ヅツ
植えていく
カギノテと名づけられた田圃(すべての田圃には名前がつけられている)に
わたしたちは 一列になって バックしていく
後ろからみたら お尻が13個並んでる わけ

田植は終わり 片付けをして
藤村さんところで 休憩させてもらう
昼寝する人
お経をあげるわたし
仏隆寺に散策に行く人
それぞれ時間をたのしみ 帰りのバスに乗ろうと歩く
ところが よくあることだけれど
しっかりバスに乗り遅れる
おまんじゅうやさんで タクシーをよんでもらい
美榛苑へ http://www.miharuen.com/
温泉に入る
休憩室の畳でごろんと みんな横になり
マッサージ椅子から たちあがれなくなってる人もいる
せっかくだから と 夕ご飯を食べる

19:30ころに
解散し それぞれの家へ帰った
電車のなかでは みんな居眠りをしていて
自己紹介からはじまり
ずっと 一緒にすごしたわたしたちは おしゃべりだらけ
だったのに もう誰も ひとことも喋らなかった

ココルームに22:30ころ戻り
1時間ほど 片付けと雑務
からだには ほてりがのこり
美しい榛原の景色があざやかに よみがえってくる

夜は はやく眠れるかと思ったけれど
足がじんじんして なかなか眠れない
「旅する人びとの国」を読み すこし眠気を待って
それから 深く眠った


今日は 会議ひとつと 税理士さんとお話 
夜には ブックスアーカイブス20:00〜

明日は 終日 京都 
砂連尾さんとの稽古
高嶺くんとの うちあわせ

by books131 | 2005-05-30 13:20