「東北へのエール」

 会津・漆の芸術祭2011「東北へのエール」募集事業(案)

東北・関東一帯を襲った今回の震災は東北地方の太平洋沿岸に想像を絶する被害をもたらしました。さらに、福島県では原発事故が発生し、地震・津波の直接の被害をかろうじて免れた多くの人たちが、見えざる恐怖に追われ、住み慣れた故郷を離れることを余儀なくされています。
たとえ、いかに被害が甚大であっても、天災からの復旧は必ず果たされることと信じています。しかし、現在の原発の状況は災害に立ち向かう人々の努力と復興への希望を阻もうとするかのように予断を許しません。
このような事態は、史上初の悲劇であり、必ずやこれを最後にしなければなりません。不幸にも、この時に立ち会ってしまった私たち、エネルギー消費に支えられた暮らしを日々享受してきた、現在も享受している私たちは、何らかのメッセージを後世に残さねばならないのではないでしょうか。
むろん、この困難をすぐに解消する手立てがあるわけではありません。一個人において成せることは本当に微力でしょう。
ともすれば、こうした状況で文化・芸術は不要不急のものと断じられます。そうでしょうか。未曾有のいまだかつて誰も経験したことのない「想定外」の事態に切り結べるのがアートと呼ばれる人の営みではないでしょうか。

福島県においては現状の終息が危急の課題であり、将来の展望が開ける段階ではありません。福島県立博物館が準備を進めていた会津・漆の芸術祭2011も大幅に見直しが迫られ、開催についてもいまだ未定です。
こうした状況で皆様にお願いするのは大変心苦しいのですが、これまで福島県立博物館の運営にご協力いただいた方々から「東北へのエール」を賜りたいと思いご連絡いたしました。作品プラン・イベントプラン・復興プラン・未来へのビジョン・メッセージなど、皆様の今回の災害への思いをお届けいただけないでしょうか。今、ここで発せられたメッセージは将来の貴重な証言・記録ともなっていくと思います。
謝金等のご用意はできませんが、お寄せいただいたものは、当館HP上に逐次アップし全国に発信する予定です。
放射能の脅威を日々近くに感じながら、私たちはこの土地に踏みとどまれる限り、皆様からの声を発信していきます。ご賛同を賜れば幸甚です。
末尾ながら皆様のご健康をお祈りしております。

「東北へのエール」
内容:作品プラン・イベントプラン・復興プラン・未来へのビジョン・メッセージなど
表現方法:どのような形でも結構です。イメージ画あるいはテキスト、写真、画像、ドローイングなど。
送付方法:メールに添付(PDFやJPG、wordなどのテキストファイル、サイズは3MB程度)、または郵送。
担当:福島県立博物館 川延安直・小林めぐみ・金沢文利
〒965-0807 福島県会津若松市城東町1-25 電話0242-28-6000 FAX0242-28-5986
川延安直メールアドレス kawanobe.yasunao●hj66.fks.ed.jp
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by books131 | 2011-04-15 11:28 | イベント転載