ロンドンのコミュニティアートセンターが存続の危機

ロンドンで22年間にわたって活動してきたコミュニティ・アート・センター、ストック
ウェル・ステューディオ(http://www.stockwellstudios.org.uk)が、地区議会と不動
産会社による立ち退きを迫られ、存続の危機に瀕しているという。

この問題の背景については246表現者会議mlに投稿された、以下の「Save Stockwell St
udios / Former Annie McCall Hospital」ウェブ・ペティション・ページ掲載文の江上
賢一郎訳を参照してほしい。

投稿者の江上さんはこのメイル文中で「問題となった場所が公園なのかアートセンター
なのかといった、細かな相違点はあるとは思いますが、人々が直接享受しうる公共圏と
して機能してきた場所が、行政と私企業によって強奪れるという構図は宮下公園と通じ
ていると思います。また、このアートセンターが地域に根ざした文化活動の拠点であり
、ハイ・アートのためのギャラリーではないという点もアート、直接民主主義、公共概
念の再定義といった、今、宮下公園で具現化している問題と重なる部分が多いのでは」
と指摘していたが、それは全くその通りだろう。




Save Stockwell Studios / Former Annie McCall Hospital

【問題の背景と嘆願書】
私たち、ストックウェルスタジオは、この場所における第4期の再建計画が、8年間に渡
る進展ののち頓挫してしまったという情報を入手しました。
そして現在、ここ、ストックウエルスタジオで活動しているアーティスト協同組合のメ
ンバーたちは、ランベス地区ロンドン議会からの日々増してくる立ち退きの圧力に直面
しています
私たちは、この場所の直接の管理者として留まることこそ、地域のアーティストたちや
コミュニティアートに関わる仕事を持つ人たちに持続的な作業の場を提供し、地域での
様々な草の根の支援活動を継続し、この地域にとって必要かつ待ち望まれた文化的な拠
点を享受するための最も確実な選択であると固く信じています。

【請願書】
私たち以下、署名者は、ストックウェルスタジオの敷地を、地域の共通の利益のための
文化財として維持していくという計画案が作成されるまで、現在のスタジオ(旧Annie
McCall病院)に、現地管理者として留まるべきであるとするストックウェルスタジオ組
合の主張に賛同する。
スタジオの強制退去は私たちの組合組織を事実上廃止させるものである。
強制退去は、現在滞在している24名のスタジオのメンバーの生計を危険にさらし、将来
の世代のアーティストたちや職人たちがこの場所を使う機会そのものまで奪い去り、こ
れまで22年間スタジオが行ってきた、地域のグループや学校にひとびとのつながりを提
供するというきわめて重要なコミュニティの支援活動が中断されるということを意味し
ており、現在敷地内の庭で継続している様々なプロジェクト、これは自然の散歩道、湿
地、ミツバチの巣箱に関わるものも含む、を中断させてしまう。
またこのことは、結果的にこの二つとない建物を失うことにつながる。この旧Annie Mc
Call病院は女性たちによって計画され運営された最初の産婦人科病院であった。短期的
な観点からは、強制退去は地域のコミュニティを危険にさらすこととなるだろう。スタ
ジオが閉鎖する場合、地域は犯罪や野蛮な行為に対して被害を受けやすい場所に変わっ
てしまうだろう。

私たちは、この場所が公共の利益を度外視し、利益を最大限追及しようとする不動産業
者たちの短期的な欲求を満たすためだけに再開発されてしまうことを強く危惧している


http://www.gopetition.com/online/35386.html
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by books131 | 2010-04-19 20:31 | イベント転載